バルセロナから日帰りで行ける町を紹介していきます。

今回はスペイン北東部アラゴン地方の中心都市サラゴサについて。マドリッドとバルセロナのほぼ真ん中に位置する都市です。
バルセロナからは高速鉄道AVEに乗って1時間半から2時間で行くことができます。

サラゴサ・デリシアス駅に着いたら

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サラゴサ・デリシアス駅から唯一徒歩で行ける最寄の観光スポットに、アルハフェリア宮殿があります。
見るのなら駅に着いてすぐがいいなと思います。帰り際にすると、時間がなかったり疲れてもういいやとなりかねないので。

11世紀イスラム王朝によって建てられた、ムデハル様式が美しい宮殿です。
松かさ装飾の施された格天井が見事なのだとか!!サラゴサに着いたら、一番最初に行ってみたい宮殿です。

■開館時間:
4〜10月 毎日10:00〜13:30/16:30〜19:30
11〜3月月〜土 10:00〜14:00/16:00〜18:30、日祝10:00〜14:00
■休館日:木金の午前
■料金 :3€ 日曜は無料

サラゴサってどんなとこ?

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サラゴサは、12世紀アラゴン王国の都となった歴史ある町です。
ほとんどの観光スポットが旧市街に集中しており、一周することでほぼ見てまわれるのだとか。

サラゴサ・デリシアス駅、バスターミナルそれぞれが町の西側に位置しているので、サラゴサに着いたらまずは旧市街の中心であるピラール広場を目指すのが良さそうです。
駅から旧市街までは路線バスかタクシーで。

エブロ川に沿って広がるサラゴサの町は、ローマ時代に造られたピラドラ橋を渡って対岸から眺めると、町のシンボルであるピラール聖母教会が美しいです。

世界中から参拝者が集まるピラール聖母教会

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ピラール広場に面して建っているピラール聖母教会。高い塔がいくつも並び、屋根には色彩タイルば敷きつめられています。
ピラールとは“柱”という意味。伝説によると、聖母マリアが柱の上に現れたことがその名の由来なんだそうです。

ピラール広場側に並ぶおみやげ物屋さんにはピラールの聖母像が並び、伝説で柱の上に現れたその場面を表しています。サラゴサの代表的なお土産なんだとか。
みなさん家に飾ったりペンダント状の聖母モチーフを身につけたりと、サラゴサ人は聖母様のご加護を信じており信仰深い人が多いそうです。聖母信仰がとても盛んな町のようですね。

サラゴサに行ったら食べておこうご当地グルメ?

トレンサ
パイ生地にクルミやレーズンをのせて焼いたスイーツで、おやつや朝ごはんに食べます。

テルエル豚の生ハム
スペインの生ハムとして知られるイベリコ豚が黒豚なのに対し、サラゴサでは白豚のテルエル豚の生ハムが人気。

テルナスコ
サラゴサ名物子羊肉のグリル。テルナスコとはアラゴン地方で育てられた生後90日以内の子羊のこと。
強火でグリルした肉は溶けるように柔らかく、白ワインとハーブの味付けがたまらないのだとか!
サラゴサに行ったらぜひ堪能しましょう!!

スペインで1番美しい村と言われるアルバラシン

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サラゴサからバスとタクシーで約3時間もかかります。12世紀に要塞として築かれ、赤い漆喰の建物は中世の時代から残る歴史あるものばかりです。
サラゴサの町でアルバラシンがどんな村かとたずねると、見た方がいいとイチオシされます!

不便な場所にあるけれど、その美しさで知られています。生活には不便でも、その不便さが村の美しさを守ったと言えます!!
アルバラシンの美しさの秘密は「村を囲む城壁」にあるのだとか。城壁のある山からはアルバラシンを一望できます!ぜひサラゴサから足を伸ばしていってみたいものですね。

サラゴサの街だけでなく、できればアルバラシンまで行ってみたい!
バルセロナから日帰りの街として紹介しましたが、マドリッドへ向かうあるいはマドリッドからバルセロナへ向かう途中、サラゴサで1泊して中継地点にするのもありですね!