スペインのエストレマドゥーラ州にあるメリダという街をご存知でしょうか。首都マドリッドより南西に位置する小さな町です。ポルトガル国境までそう遠くはありません。

ローマ時代の遺跡が多く残っており、水道橋が2つあります。個人的にはこれが目的で、このメリダという町に非常に興味がありますね。
以前紹介したローマ時代の水道橋が残るセゴビア、タラゴナと並んで、遺跡が数多く残されており世界遺産登録されています。

ただメリダまで行こうとすると、スペインのその他の町に行く時間が減ってくるのです。バルセロナ、マドリッドやアンダルシアなど人気の観光地からは離れています。
なので今回は、マドリッドとその近郊、バルセロナとその近郊、及びアンダルシア地方の主な見どころはすでに行った前提で妄想旅行してみようと思います。

どの交通ルートが最適か?

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メリダに1番近い国際空港はどこか、それはセビージャにあるサン・パブロ空港でしょう。
現在であれば、エールフランスやルフトハンザなどの航空会社で乗り入れ可能な空港です。

ただここからの距離がかなりあって、セビージャから鉄道でメリダへ向かうと約4時間半もかかるうえに本数が少なかったりします。
ちなみにマドリッドから鉄道で向かっても最短で4時間半です。そうするとメリダ最寄りの空港まで空路をとるほうが時間の節約になります。

メリダと同州内にあるバダホスという町から東へ約13km離れたところにあるTalavera la Realにバダホス空港があります。こちらの空港からメリダまでは車で約40分ほどです。
空港はそのほとんどが郊外にあるし、市街地中心部へ向かうにはどこの町でもこんなものでしょう。そう遠いとは思えません。
メリダまでは、バダホスの空港まで行くのが最短ルートですね。

バルセロナやマドリッドからならバダホス空港まで空路で行けるので、メリダを目的地にしつつ他の日程でどこを見て回りたいか、またどの空港へ日本から乗り入れるのかでメリダ以外の滞在地を考えれば良いと思います。

メリダとどこを見てまわろうか

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この妄想旅行では、スペインで訪れたい最優先の街や村はほぼ制覇したうえでの旅と前提します。

ならば、もう一度行きたいスペインの街とメリダとの組み合わせがいいはず。やはりバルセロナ経由がまず思いつきます。
FCバルセロナの試合日程に合わせて現地へ到着!建設が進んでいるサグラダ・ファミリアを再び眺めてから空路でバダホスへ!約1時間40分のフライトです。この組み合わせが1つ。

それともマドリッド入りして、日帰り旅で回りきれなかったマドリッド周辺の街を観光しつつメリダを目指す組み合わせが1つ。マドリッドからなら約1時間のフライト。

スペインの行ってみたい町の中でも所要時間を必要とするメリダは、10日前後のスペイン旅行をあと2回はこなさなければ優先順位が回ってきそうにありませんが、マドリッド周辺のほうがきれない町が多く残っていそうです。

お気に入りのセゴビア、城壁の町アビラ、エル・グレコの絵画そのままのトレド、いちご列車で行くアランフェス、ポルトガルへも行きやすいです。
おそらくマドリッド出入国を選択するでしょう。

メリダの世界遺産とはどんなものだろう

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メリダの遺跡群として世界遺産登録されたのが1993年。
円形劇場、ローマ劇場、ディアナ神殿に居住跡、グアディアナ川にはローマ橋がメリダ駅の南側に、北側にはローマ競技場にミラグロス水道橋とサン・ラサロ水道橋がのびています。

紀元前25年にローマ帝国の属州ルシタニア州都として建設されたのがこのメリダです。
「小ローマ」と呼ばれるほどローマ時代の遺跡が数多く残っています。これはぜひ見に行かなければ!

具体的なルートはどうするか

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まず出発空港は関空。関空から欧州系の航空会社でマドリッドの空港へ到着。
このルートなら、出発日と同日の夜21時くらいまでにはホテルに到着できています。

こうして数日をマドリッド泊にすることで、あと2回スペインを訪れた後だったとしても、まわりきれなかった町や村へ行く時間がとれます。

旅の組み合わせは何通りもあります。その中で自分にとってどれが今回の旅に相応しいのか、下調べせずにはいられませんね。
というよりは貧乏性が勝ってもったいない旅にはしたくない!と調べまくって後悔のないようにしたいのだろうと思います。みなさんも旅の準備は存分にどうぞ!