スペインの首都マドリッドより日帰りで行ける町をいくつか紹介します。
なかでもマドリッドに隣接する、マドリッド自治州、カスティーリャ・イ・レオン州、エストレマドゥーラ州、カスティーリャ・ラ・マンチャ州、バレンシア州にある町の見どころを少し。
片道3時間以内なら日帰り旅行にもってこいです!
正式名はサン・ロレンソ・デル・エスコリアル
マドリッド自治州にあるエル・エスコリアル修道院が有名な避暑地です。
マドリッド・アトーチャ駅から近郊線で約1時間で行くことができます。
幅161m、奥行き206mの巨大な建物の内部は、美術館があったり、宮殿や王家の霊廟、さらに教会堂、図書館、そして修道院と、小さな町なんじゃないかと思えそうな修道院です。
バレンシアと言えばやっぱりこれ!
スペイン料理と言えばまず最初に思い浮かぶのがパエージャですよね!バレンシア発祥の料理だとご存知でしょうか?
バレンシア州にはスペイン有数の米どころがあり、アルブフェラ湖周辺には水田が広がります。
マドリッド・アトーチャ駅から東へ、最短で約1時間40分ほどです。内陸のマドリッドから一気に地中海側のバレンシアへと、高速鉄道AVEが連れて行ってくれます。
バレンシアはマドリッド市民のビーチリゾートでもあるんだそうですよ。手軽にスペインを横断してみましょう!
アランフェス協奏曲が生まれた町
カスティーリャ・ラ・マンチャ州にあるアランフェス。マドリッド・アトーチャ駅から近郊線で約40分〜1時間で行くことができます。
王家の保養地として使われた土地で、あの有名なアランフェス協奏曲を作曲したホアキン・ロドリーゴが旅した地です。喪った子供への想いを込めて第2楽章を書き上げたそうです。
タホ川のクルーズ船に乗って、アランフェス協奏曲を思い出してみましょう。
城壁に囲まれたアビラの町を見に
カスティーリャ・イ・レオン州にある、旧市街全体を囲む城壁が印象的な町です。
マドリッド・アトーチャ駅かチャマルティン駅から、約1時間半から2時間で行けます。
クアトロ・ポステスという城壁の外にある展望台から、アビラの城壁と旧市街を見下ろす景色が素晴らしい!
スペイン第3の規模のカテドラルがあるブルゴス
カスティーリャ・イ・レオン州にあるブルゴスはアルランソン川のほとりに広がる町です。マドリッド・チャマルティン駅から最短で2時間15分ほどかかります。
近くにインフォメーションとサン・フェルナンド王広場がありますが、ファサード(もともとフランス語で建築物の正面を意味する)は、隣接するサンタ・マリア広場側にあるので、大聖堂を回り込むようにして見に行ってみると良さそう!
アラブ城に上る途中から見下ろすトルヒーリョの町
エストレマドゥーラ州にあるトルヒーリョ。トルヒーリョの中心にあるマヨール広場の少し北へ。
キリスト教徒の攻撃に備え、イスラム教徒によって建てられたアラブ城があります。
お城の上からは、トルヒーリョの街並みと荒涼としたエストレマドゥーラの大地を眺めることができます。
それぞれの町に歴史や文化がしっかり残っており、ガイドブックでは知りえないリアルな町の姿をぜひ見てみたいものです!