以前記事にした、上海に1年間留学していた時のことです。もう十数年前になりますが、その時1泊2日で杭州を訪れました。特にホテルの予約もせずに、今日行ってみようかといったノリで出発しました。
観光の合間に小ぎれいそうなホテルを探してチェックイン。この時も行き当たりばったりな旅でした。

杭州は、上海旅行には必ずと言って言っていいほど日帰りオプションツアーでおススメされる町です。
上海駅から新幹線で約1時間と、非常に近い観光スポットだからでしょうね。西湖という大きな湖があるのが特徴です。

広大な面積の西湖

南北3.3km、東西2.8km、外周15kmを誇る西湖は、当時はまだ世界遺産登録されてはいませんでしたが、まだ中国が急速な経済成長途中で、空気も比較的良く、湖水エリアならではの景色も夕景も美しかったです。
なので昼間と夕方と夜など、ゆっくり滞在し、時刻によって変わる風景の色合いを楽しむことができます。

これだけ大きな湖であるため、徒歩で散策するよりも、レンタサイクルがオススメです。
見所も1つ1つが離れていたりするので、自転車でサイクリングが気持ちよさそうですよ。

船頭さんの漕ぐ船に乗って見る蓮の花

これだけ大きな湖なので、いろんな場所から船やボートに乗ることができます。
ボートのサイズも様々。訪れた際は、屋形船風の小さなボートに船頭さん付きで、おまかせコースを回ってもらいました。

その際に通りかかったのがここ。
季節は確かに6月頃で初夏だったためか、蓮の花が咲いていて、湖の景観を更により美しく見せてくれました。

飛来峰の石仏たち

霊隠寺にある飛来峰には、338体もの石仏が岩肌にそのまま彫られています。
ガイドブックで杭州の紹介の写真でよく見かけますね。

中国のお寺はいくつも行きましたが、中でもこちらはけっこう見応えありましたよ。

西湖越しに見る六和塔

外観は13階建、でも中を登ると実は7階建という、変わったつくりの塔です。
あまり時間がないのと、登るだけで疲れると踏んで、西湖から塔を見るだけに終わりました。

行き交う船の灯台の役割をしていたとのことこら、確かに湖面にいても目立つ場所にありました。

この時は1泊2日の滞在でしたが、上海からの日帰り旅行でも十分楽しめます。次回で紹介する蘇州同様、上海を訪れる機会があれば合わせて杭州へも行くことをオススメします。
中国でバスに乗るほど新幹線や電車に乗るのにハードルはそう高くはありません。自力で行ってみるのもいいでしょう。