サマルカンドとは、中央アジアにあるウズベキスタン東部の古都です。シルクロードの拠点となっていた町で、東西の国々と交易が盛んに行われており文化が交差する町です。
かつて中央アジアを制したティムール帝国の都でありました。またその後は旧ソビエト連邦の国でもあったとか。
中央アジアの国自体、あまり馴染みがないと言う方多いのではないでしょうか。私もその1人で、テレビの番組を見るまでサマルカンドなんて聞いたことがない町でした。
サマルカンドまでの行き方
ウズベキスタン国営航空で、成田空港からタシケント国際空港まで、週2回の定期便で約9時間30分ほどかかります。
サマルカンドまでは飛行機で約1時間ほど離れており、約300キロの距離です。
タシケント国際空港からバスなら、約4時間ほど。
青の都に魅了される!サマルカンド
古来より、シルクロードの要衝として人と物が行き交っており、今も活気にあふれています。
世界遺産に登録されているシャーヒ・ズィンダ廟群はここにあります。石段を登るとサマルカンドを象徴するサマルカンドブルーが待ち受けます。
小道の両側にそびえ立つタイルの壁は宝石箱のよう!壁一面の青いタイル装飾は息を飲む美しさです!!
黒みがかった酸化コバルトの顔料に石油パウダーを混ぜ、この空の色のような青を作り出すのだとか。
青のコバルトはイランから、絵付けの技術は中国から伝わりました。まさに、文化の交差路の象徴であるサマルカンドの町ならではのタイル文化です。
何だか見覚えがある!
番組を見ていて、サマルカンドも世界遺産のシャーヒ・ズィンダ廟群など何も知らなかったはずなのに、この美しいタイルというより彫刻のような装飾を見たことある気がしてならない。
なぜだろう?確かに人目を惹きつけるその美しさは、1度見たら忘れられないほど!
う〜ん、、、番組を見終わっても思い出せません。
しかしある時、“世界のモザイク”というミニ写真集を見ていた時のこと、サマルカンドブルーを発見!これだった!!
本の購入と番組視聴との間にはかなりのタイムラグがありましたが、やっと繋がりました。
世界遺産レギスタン広場
3つのイスラムの神学校が立っています。人の顔を持つ太陽は、サマルカンドのシンボルとされています。
中央にある神学校ティラーカリー・メドレセには、一際絢爛な礼拝所があります。
そう言えば似ているかも!
色は違えど、以前、グラナダ編で紹介したアルハンブラ宮殿内で用いられた技法と似た作りをしています!
文化が交差する町ならではでしょうか。
イスラムの民が、遠くスペインのアンダルシアに建てた宮殿に通ずるものがあります。
こちらはゴールドとブルーで幾分ゴージャスですがね。
あまり馴染みのない国だし、言葉が通じなさそうなイメージから、もし私が行くならツアーに参加して行くかもしれませんね。