マドリッド、バルセロナについで大きなバレンシアの町。
マドリッド・アトーチャ駅から最短で約1時間40分、バルセロナ・サンツ駅から約3時間~5時間かかります。
バルセロナからでも何とか日帰りできそうな距離ですが、できれば何泊かしてゆっくりパエージャを楽しみたいところです。

バレンシア発祥のパエージャを食す!

スペイン料理で代表的なパエージャは、バレンシアで生まれた料理なのだとか。

バレンシアから南へ約12kmのところにアルブフェラ湖という湖があり、周辺はスペイン有数の米どころとして知られています。
このアルブフェラ湖のほとりにエル・パルマールという村があり、パエージャをふるまうレストランがたくさんあります。バレンシア滞在中にぜひ行ってみましょう!

日本でなら、エビやムール貝などのシーフードを使ったパエージャが一般的に知られていますが、もともとはお肉を使った料理で、その臭みを消すために香辛料であるサフランが使われたのだとか。
スペインの家庭料理では、うさぎのお肉が使われたりします。
旅行中に何度かパエージャ選ぶチャンスがあれば、お肉のパエージャに挑戦してみるのもいいでしょう。
うさぎは鶏肉のようで美味しいですよ。

祭りの後には全部燃やしてしまう火祭りの人形たち

スペイン3大祭りに挙げられるバレンシアの火祭り
以前、“行きたかったバレンシア!手配完了済みの旅行をキャンセル”の回でつづりましたが、タイトル通りバレンシアへ行こうと手配してキャンセルしたことがあります。
彼の地へ向かうべく妄想旅行は何度となく行いましたが、今だにバレンシアには至っておりません。

キャンセルしたその旅行、まさにこの火祭りを見に行こうと3月に手配していました。
本当に今でも残念でなりません。なぜキャンセルとなったかなどは、以前の記事をご参考ください。

毎年3月15日の深夜から、写真のようなファリャと呼ばれる張子人形が飾られ、19日まで開催期間の間毎日市庁舎広場で爆竹ショーが繰り広げられます。
そして17日と18日の16時からは献花パレード、最終日19日の深夜零時には一斉に人形に火を放ち、巨大な炎に包まれて祭りの終焉を迎えるのです。
この期間バレンシアの町中は火祭りがメインで、普通の観光どころではないかもしれませんねぇ。
いつかまた見に行くチャンスを待ちます!!

バレンシアオレンジはここで獲れる!

バレンシアへ行かずとも、スペインへ行ったら生搾りのオレンジジュースを必ず飲んでみてください!!
その年のオレンジの質にもよるのですが、その味は忘れられないほど美味しかったです!

バルやカフェ、ホテルの朝食などで、搾り機で搾った生のオレンジジュースが飲めます。
100%の果汁でこんなに甘いなんて、驚きでした!とってもおすすめです!

リャドロの生まれ故郷はバレンシア

“心ときめくスペイン陶器の魅力”の回で少し触れましたが、バレンシアには三大陶器の町があります。
また、国立陶器博物館があったり、街中のいたるところに陶器があしらった壁などが目に入るでしょう。
そう!焼き物が盛んな地域なのです。

中でも日本の百貨店などに多くの店舗を展開しているリャドロが有名ですね。
そのリャドロの本社がここバレンシアにあるんです。

個人的にはどちらかと言えば食器の方に目がないのですが、こんな磁気の人形が自宅に飾られていたら素敵ですよね。
バレンシアに行くなら焼き物は絶対買って帰りたい!!

21世紀の科学都市をイメージして造られた芸術・科学都市

プラネタリウム、科学博物館、オペラハウス、ヨーロッパ最大級の水族館にIMAXシアターなど、一大都市がつくりあげられています。
それぞれの開閉館時間が少しずつ異なるのでご注意を。

スペイン第3の町と言われていても、ガイドブックの紹介の仕方やページ数を見れば、バルセロナやマドリッド、アンダルシアに比べるとその人気の差は明らか・・・
でも魅力いっぱいありますよ!ぜひバレンシアへも行ってみましょう。