これまでのお話と多少前後しますが、今回はトランジット空港での出来事を書き綴ります。

関空からスキポール空港へ

スキポール空港

新婚旅行で関空を出発してからまず最初に降り立ったのがオランダのアムステルダムにあるスキポール空港でした。
旅行が決まってからしばらくはアムステルダム空港という名前なのだと思ったら違ってました・・・

広大なスキポール空港

広大なスキポール空港

バルセロナへトランジットするのにアムステルダムが経由地点となったのは、KLM航空の午前便がスケジュール上一番都合が良かったからです。
当時、関空から最短でバルセロナに到着できるフライトの組み合わせでした。

ただ乗り継ぎまでの時間が1時間ほどしかなかったのです。
何のトラブルもなければ十分な時間のはずでした。
個人旅行でしかも下調べが足りず、空港内で右往左往

そんなに難しい経路ではなかったはずなのに・・・
想像以上にスキポール空港は広かったような気がします。

乗り継ぎ便のゲートを探してであたふた

ゲート

バルセロナ行きのゲートの案内は発見したけど・・・次はどっちにいけばいいのやら。
しばらくうろうろして、やっと入国審査の入り口を発見!

列に並んだものの前方はどうやらツアーの団体様。
すぐに他の列にうつればよかったんですが、あまり気にせず並んでおりました。
審査官が見えてきたと同時に数組前方のやり取りも徐々に聞こえてきました。
どうやら英語が話せない様子。そのツアーの団体様、中国からの旅行者でした。
 
ペアで質問を受けながら1組1組かなりの時間を費やしている、だから列が進まなかったのか!
次のフライトまで残り30分をきったころようやく私達の番になり少しだけホッとしたのもつかの間。

主人は英語が話せないため、先に行かせて質問を受けたら同行者だと私が後から進み出ることにしてありました。案の定おいでおいでの仕草、何を質問されているのかと聞いてみると、まず「前の団体と同じグループか?」いやいやパスポートがちがうでしょ?とは言いませんでしたが、No!!と一言。

次にこの後どこへ向かうのかと聞かれ、バルセロナ、ベネチア、ブリュッセルと答えると審問官の眉がピクリ。続いて泊まるところは決まっているのかと聞かれ、Off course!!
ホテルの予約手配書を見せると納得してくれました。

バルセロナの空港から市内のホテルまで送迎を手配しており、英語が通じないかもしれないドライバーに見せるためしっかり手荷物に手配書を入れてあったのです。
備えあれば憂いなしでした〜
 
ついでにこの旅行はハネムーンだと伝えるとさらに表情はやわらぎ、やっと行っていいよと言ってくれました。この旅行以外でも何カ国かの渡航経験はありましたが、こんなに質問を受けたのはというより質問されたこと自体が初めてでした。疑いようもなく前の団体様の影響でしたね。

そんなこんなで、乗り継ぎの便の搭乗口にたどり着いた時にはもう手荷物検査が始まっていました。
搭乗口の変更がなくて本当に良かった!!
12日間の旅はこれをかわきりに、些細でおっちょこちょいな出来事を繰り返しながら始まったのでした。