今回はマラガから東回りでのルートで白い村についてつづります。
ここでもバス移動が主流なのですが、やはり1日に複数の村や街へ行くにはタクシーチャーターが便利でおすすめです。
また、町と町を結ぶ列車移動についてもふれながら紹介していきます。
ネルハ Nerja
マラガ県にあり同じくコスタ・デル・ソルの海岸線を持つビーチリゾートです。
白い村としてというよりは、リゾート地として開発が進んでいるネルハ。
海岸と山の間の岩場に作られた町です。
マラガからは車で約50分。次に紹介するフリヒリアナへの起点として訪れる観光客も多いです。
フリヒリアナ Frigiliana
同じくマラガ県のネルハからバスで20分とすぐ近くです。
紺碧の地中海をバックに美しい町並みが広がります。島国日本育ちなら、やはり海の見える景色に心打たれる方も多いのではないでしょうか。
スペインで最も美しい村に選ばれたこともあるフリヒリアナ。
白壁に赤いゼラニウムやブーゲンビリアの花がちりばめられた、まさにどこを歩いても絵ハガキのようです!
ぜひ坂の上にあるEl Mirador(展望台)というカフェから町を一望してみてください!
グラナダ Granada
さてフリヒリアナをあとにしてそのままグラナダへ。車で1時間少しとさほど遠くありません。マラガでタクシーをチャーターして、ネルハとフリヒリアナをまわり最後にグラナダへ行くと時間の節約になります。
ネルハもフリヒリアナも小さな村なのでそれぞれ歩き回っても1日とかかりません。そのままグラナダに宿泊もしくはその逆ルートがおすすめです。
グラナダはその町並みよりも、あのアルハンブラ宮殿のほうが有名でしょう。
しかしここもアンダルシアの町、やはりその町の家々の壁は白く統一感があって美しいです。
グラナダの観光スポットについてはまた別の機会につづります。
ロンダ Ronda
マラガ県ロンダは、白い村としてよりもその断崖絶壁の上に作られた市街と橋が有名です。織田裕二の映画「アンダルシア」のロケ地でもありますね。
グラナダからまたマラガ県ロンダへと戻るには電車移動が選択肢に加わります。
タクシーなら2時間くらいかかりますが、個人的に鉄道旅が好きなので、列車に乗るのがおすすめなのですが、本数が少なく、アンテケーラ駅までバスで移動しそこからさらにロンダまで電車に乗るバスという電車を組み合わせたチケットが販売されています。
いずれにせよアンテケーラ駅で乗り換えです。ここも白い村なので乗り継ぎに時間があれば見てみるといいでしょう。
ロンダの町について詳しくはまた別途つづります。
セテニル・デ・ラス・ボデガス Setenil de las Bodegas
ロンダから車で20分ほどの場所でも、ここはカディス県の白い村。他のアンダルシアの町や村と同様に、かつてはイスラム教徒によって征服されていたセテニル。
キリスト教徒が奪回しようと試みること7回、それでも全く歯が立たなかったという由来からスペイン語でSeptem Nihil(7回無)がなまってセテニルという名前になったそうです。
川沿いに積み重なるように建つ白い家々の景色、ロンダまで来たのならぜひ足をのばして見に行くといいでしょう。
コルドバ Córdoba
ロンダからコルドバまで、電車で行くことができますが、やはりここもあまり本数がありません。タクシーに乗ると2時間と20分ほどかかります。
ちょこちょこタクシーを乗り降りするよりも、やはりレンタカーを借りてアンダルシアを巡るのがベストだと思えます。
ここコルドバも、白い村としてではなくその歴史とそれに関わる建造物が有名です。
しかし白壁とその内側の美しく花で彩られたパティオという中庭は必見です。
コルドバの町やパティオについてまた別途つづります。
スエロス Zuheros
コルドバから車で約1時間。やはりここもタクシーかレンタカーでなければ、訪れるのは難しいかもしれませんね。
コルドバ県で最も美しい村と言われています。好んで宿泊して行く観光客も多いようです。
お城や高台から望む白い村や広大な大地の景色は、忘れられない旅のワンシーンになりそうです。
アンダルシアにはコスタ・デル・ソルの海岸エリアをはじめガイドブックで紹介されていない白い村が多数あります。それ以外にもバレンシア地方やカタルーニャ地方の海岸線にも白い町並みが見られます。
他の誰も知らないような白壁の町並みを見つけて、自分だけの特別な旅にできれば最高ですね。