スペインと言えば白い村!!青空と白壁の家のコントラスト、まさにスペインのイメージそのものではないでしょうか。
スペイン南部アンダルシアの町マラガを拠点とした、日帰り可能な白い村々と西回りルートを簡単に紹介していきます。
スペインの天気
スペインにも四季がありますが、日本の梅雨のような時期はないとされています。
ただスペイン北部はグリーンスペインと呼ばれる所以の通り、緑豊かな土地で雨が降り続くこともあるそうです。
これから紹介する南部のアンダルシアは、年間を通して雨が少ない気候です。
真っ青に晴れ渡った空と景色を写真に収めたいものです。
マラガ Málaga
まずは拠点となる町マラガ。
残念ながらこちらはイメージするような白い村ではありません!
スペインへ入るにはマドリッド、バルセロナの他にマラガにも国際空港があるので、航空会社の選択肢は少なくはなりますが、アンダルシアの旅がメインの場合は時間の節約になるのでマラガ拠点がおすすめです。
リゾート地コスタ・デル・ソルの中心となるのがマラガ県の州都であるこのマラガです。
旅の拠点となるだけでなくもちろん観光スポットもあります。詳しくはまた別の機会につづります。
ミハス Mijas
ミハスは言わずと知れたスペインの有名な白い村ですね。
ガイドブックでも多数紹介されており、かなり観光客が多い町です。
マラガ県にあり、マラガの街から近郊線の電車で50分、フエンヒローラまで行きそこからミハスまではバスで25分ほどです。時間を節約したい方にはタクシーがおすすめです。
マラガの街から車で約30分と、1日中ミハスで過ごすのでなければ他の町や村へも行く時間を作ることができます。
プエルト・バヌス Puerto Banus
ミハスから約30分のところにあるコスタ・デル・ソルの中でも超高級なリゾートです。港にはヨーロッパやハリウッドスター、アラブの富豪たちのボートがたくさん・・・
ビーチ沿いはハイクラスなブティックや高級料理のお店が立ち並んでいます。
セレブ感がすごすぎて庶民には場違いに感じてしまうかもしれませんが、町並みを見るくらいいいでしょう。
エステポナ Estepona
こちらもマラガ県内にある白壁の町です。
エステポナはコスタ・デル・ソルの西に位置する地中海に海岸線を持つリゾート地です。
マラガから車で約1時間。プエルト・バヌスからは約30分ほどです。
マラガを拠点にしつつ、カディスあたりまで足を伸ばして1泊すれば、セビージャ(セビリア)まで快速列車で2時間で行けます。
カディス Cádiz
カディス県の県都カディスは、特に白い村としてあげられているわけではありませんが、個人的に白壁の街並みが気に入っています。
エステポナからは最短ルートで1間50分ほど車に乗れば行くことができます。
マラガから直接車で行くと2時間40分と結構長いので、やはり間にあるミハスやカサレスに寄って行くのもいいでしょう。
またエステポナからカディスの間にはアルヘシラスやジブラルタルなどモロッコへと渡る港町があったり、シェリー酒の産地へレス・デ・ラ・フロンテーラへもカディスから電車で45分、セビージャ(セビリア)へ向かう途中にあります。
カディスからへレス・デ・ラ・フロンテーラ、セビージャ(セビリア)、そしてコルドバまですべて電車移動でマラガまで戻ってくることができます。
移動
アンダルシアは電車よりもバス移動が主流です。マラガの先はミハスへ行くのに立ち寄るフエンヒローラまでしか電車はありません。
バスの本数は区間によっては少ない上、次のバスに乗れる保証はありません。予約したにもかかわらず席がないと乗せてもらえなかった事例もあります。
言葉と運転の問題さえなければレンタカーで回るのが1番効率がいいと言えるでしょう。たぶんその次はタクシーが安易な方法です。
伝えたいことはスペイン語のメモを準備してドライバーに見せるだけ!でもいつか、レンタカーでのアンダルシア旅行をしてみたいものです。
家を白く塗るのは、多くは強烈な日差しから屋内を守るためのものです。また通りを狭くして、道の全幅に日差しが当たって気温が上がらないようにしています。
白い漆喰の家の知恵はスペインに限らずギリシャやイタリアなど地中海文明に共通しており、またアラブ諸国でも白い石材で家を作っています。暑い地域ならではの工夫ですね。
今回はマラガから西回りルートとして紹介しましたが、次は東回りのルートについてつづります。