何度かツアートークで、スペイン陶器やタイルなど焼き物について触れてきました。
その技法や模様などは、古くはイスラムの勢力がイベリア半島を支配していた時代に遡ります。当然、そのイスラム勢力が及んだ地域には、同様にその技術が継承されています。
今回は、スペインから足を伸ばして焼き物を探しにモロッコへ!いつかそんな旅がしたいという妄想です。
まずはジブラルタルに立ち寄って
おそらく、スペイン南部のアンダルシアの町と合わせてモロッコへ行こうとスケジューリングするはず。なので国際空港のあるマラガが発着点となるでしょう。
マラガに到着したら、あとは何日ずつスペインとモロッコ滞在に分配するかになりますが、スペイン滞在中に行っておきたいのがジブラルタル。
ジブラルタル海峡て聞いたことありませんか?イベリア半島とアフリカ北部のモロッコが1番近い海峡です。
モロッコへと渡る船には、アルヘシラスという場所まで行かなければなりません。ジブラルタルは、そのアルヘシラスからバスで約30〜45分とほど近い。
ジブラルタルは何と、スペインではなくてイギリス領!なので、バスターミナルに着いたら徒歩でパスポートコントロールへと向かい国境を越えます。
英語が通じたりフィッシュ&チップスが食べられたりイギリス文化が広がっています。そして免税でお買い物ができますよ!イギリス製品も手に入ります。
スペインのすぐそばにあるイギリス領、旅のちょっとしたお得感がありますね。モロッコへ向かう前にぜひ、このジブラルタルに立ち寄って行きたいです。
ちなみにスペイン語で、ジブラルタルはヒブラルタールと発音します。
アルヘシラスからモロッコへ!
さて、ジブラルタルからアルヘシラスまではバスで移動。
アンダルシア南部一帯の海岸線を意味するコスタ・デル・ソルの各町からそれぞれ便が出ており、バスで近隣の町へ行くにはとても便利そうです。
アルヘシラスの町は古く、モーロ人の支配下にあったことから、町の名前の由来はアラビア語に由来し、アラブ人やアラビア語の看板などアラブの世界に足を踏み入れることになるでしょう。
なんだかそれだけでワクワクします!
アルヘシラスからモロッコのタンジェと言う町へは、高速船に乗り1時間半。スペイン語ではタンヘと発音。
とても近いので日帰りで越境なんて日本にいたら考えられませんよね〜不思議な感覚です。アルヘシラスだけでなく、近くのタリファという町からも、アフリカ大陸へと船で渡ることが出来ます。
タンジェの町のメディナを散策
フェリー乗り場の近くに、メディナと呼ばれる旧市街が広がっています。
モロッコの他の町に比べるとその規模は小さめです。このコンパクトさは日帰り旅行にはもってこいかもしれませんね。
香辛料や衣料品、お土産を売る市場がいちばん楽しみです!
疲れたらモロッコカフェでミントティーを飲みながら、礼拝の時間のお知らせの合図を聞けばもうイスラム世界そのもの。ヨーロッパから来たことも一時忘れてしまうでしょうね。
モロッコタイルを買い漁りたい!
第1目的のモロッコタイル!
日本にいてもネット通販で買えないこともありませんが。。。やっぱり自分の目で見て買いたいです。
スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿や、セビージャの住宅やバルの店内にあしらわれているタイルの柄、モロッコタイルと非常によく似ています。同じモチーフを使用しているものもあります。
また、テレビで見た日本のモロッコカフェでも内装にタイルが使われていました。
もう見るだけでテンションが上がってしまうのに、実際タイルを買い物できるとなったらどうなってしまうんでしょう!完全にスリのカモと化すでしょう、気をつけなければ。
憧れだけが先行しているモロッコ。子育てが落ち着いたらいつか必ず行ってやります!!
スペインからタンジェの町へ一歩足を踏み入れたら、きっとモロッコの他の町も見てみたいと思うはず!
モロッコ巡りの妄想旅はまた別の機会にぜひ。