卒業旅行で行った懐かしのローマ3日目。
3日目もローマ市内から遠く離れたバス停でバスを待ち、ゆっくりと中心部へ向かいました。
ただこれまでの2日間と異なるのは、この日1番最初の目的地を決めてから移動したことでした。

ローマの休日の名シーン、真実の口

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まともに映画“ローマの休日”を見たこともなかったくせに、これは知っていました!「嘘つきは手を入れると抜けなくなる!」ってね。
この真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会は、訪れた時は外壁の改修工事中でした。

しかしすでに列ができており、皆んなが1人ずつもしくはグループごとに、後ろに並んでいる観光客に写真を撮るよう頼んでおりなかなか列が進みませんでした。
ようやく私達の番が来たので、映画よろしく友達と交互に手を入れて、後ろに並んでいる方に写真を撮ってもらいました。
ちゃんと抜けてほっとしました!嘘ついたこともあるので。相手を思いやっての嘘は許されるでしょうか??

古代を感じるフォロロマーノ

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さあ、ここからはまたぶらりと目的地がないまま「コロッセオってこっちのほうかな?」ってな具合で歩いて行きました。
すると思いがけず、どう考えても何かの遺跡が目の前に!!これもまた大きな柱や凱旋門です。さっそくガイドブックで確認、紀元前6世紀頃の公共広場だとか。

いや、普通逆でしょう!ガイドブック見てから見に行くのでは!?
旅行時を思い出すとそんなツッコミばかりです。

アントニヌスとファウスティーナの神殿

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入り口を入ってすぐ脇にありました。141年、アントニヌス帝が亡き妻のために建立したもので、ご本人もここに眠っておられます。
この10本の柱は、のちに11世紀には教会となり、17世紀に改修された際のものだそうです。

装飾が美しいセヴェルスの凱旋門

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エミリアのバジリカの前を通って、その奥にあるのがこの凱旋門。
ローマ最初の軍人皇帝、セプティミウス・セヴェルス帝の即位10周年と東方遠征の勝利を記念して203年に建てられたものだとか。
高さは21mもあり、3つのアーチが私好みです!

巨大ブームの時の?サトゥルノの神殿

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セヴェルスの凱旋門の隣にあるのがこちら。
奴隷制度のない平和な時代を築いた伝説の神サトゥルノを祭る神殿だそうです。
紀元前5世紀頃のものが現存していることだけでも、もう素晴らしいとしか言いようがない!

出口付近にあるティトゥスの凱旋門

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81年ドミティアヌス帝が、父ウェスパシアウス帝と兄ティトゥス帝がのエルサレム占領を記念して建てたものだそうです。
ローマに現存する最古の凱旋門を見てきたんですね。後で知りました!

コンスタンティヌスの凱旋門とコロッセオ

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ティトゥスの凱旋門を通り過ぎて外へ出ると、サングレゴリオ通りにあるコンスタンティヌスの凱旋門とコロッセオ間近に見ることができます。
通りを挟んで両側にそれぞれ建てられているため、並んでいるように見えますね。

みんな一度は写真で見たことあるコロッセオ

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これがあの!!歴史の教科書で写真を見たことはありました!!それが今、現実に目の前にあると思うと感動でした!!!!

中には入りませんでしたが、見られただけで大満足!ぐるりと半周ほど周囲を歩いて楽しみました。
できれば中に入って見てみたかったのですが、入場の列に人がずらーっと。諦めてしまいました。

行き当たりばったりでしたが、これほど歴史ある建造物を目の当たりにすることができてすっかり圧倒されてしまいました。
明日はついにバチカン市国へ!