ちょっと遠いけどどうやって行く!?スペイン西部の小さな町メリダ”の回でメリダの町までどのルートで行くのかについて妄想旅行してみました。

今回は新たなルートとして、ポルトガルからメリダを目指すルートを妄想旅行してみようと思います。

メリダへ行くならポルトガルのエヴォラを出発!

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メリダがあるエストレマドゥーラ州は、ポルトガル国境近くにあります。

イベリア半島の面積の多くを占めるのはスペイン国土ですが、ポルトガル側からメリダを目指してもそう遠くはないことに気がつきました!
いや、位置関係を考えたら当たり前なのですが、そうなると一旦はポルトガルに入国することになるため本来のスペイン周遊とは目的が異なってきます。しかしスペインについでポルトガルもいつかは制覇してみたい国の1つです。

このひらめきを機に、そろそろポルトガルへも進出してみようと思います。実際に旅行に明け暮れることができるのは何年か先になるでしょうから、まずは妄想旅行なのですが。
本格的にポルトガル全土をまわるシミュレーションはおいおいとして、今回はあくまでもメリダへ行くための中継地点として、ポルトガルのアレンテージョ地方の中心都市エヴォラにスポットライトを当ててみます。

エヴォラってどんな町?

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エヴォラはバルカン半島の多くの町に見られるような、様々な文化が交錯した街です。
ローマ、イスラム、キリスト教それぞれの時代を感じさせる遺跡など、歴史的価値の高い建造物がのこされています。

となれば、私好みの水道橋も!もちろんありました!!
こちらは以前スペインの水道橋として紹介したものの様に、ローマ時代に建設されたものではありませんが、一部が住宅壁になっていたり、全長が長いのでそんな状態の部分もあり、非常に興味をそそられます!

実はポルトガルはわりと最近?の18世紀ごろまで水道橋の建設が続いていたこともあり、代表的なものだけでも国内に20以上も現存しています。これは水道橋好きとしては行くしかない!
ポルトガルの水道橋についてもおいおいつづりたいと思います。

脱線しましたが、あくまでも今回はエヴォラを経由してスペインのメリダにある水道橋を見に行くシミュレーションなのですが、当然ポルトガルの水道橋にしても合わせて見ておきたいですね。
それを踏まえてルートを決めたいところです。

エヴォラまでどうやって行くか?

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まずはスペインとポルトガルのどちらの国から出入国するのか、という選択肢があります。
それについては、それぞれの国のどこを見て回るかがキーになるのですが、今回の妄想旅行ではポルトガルオンリーの出入国とします。

では、いつも通り関空から出発すると、欧州系の航空会社で乗り継ぎ1回の便なら日本出発と同日中にリスボンに到着できます。
リスボンからメリダへ向かうなら、地図上ではエヴォラ、スペイン国境を越えたバダホス、そしてメリダへとほぼ一直線上で移動が可能です。
その上、ポルトガルはそれほど国土面積が大きくはないので、リスボンを拠点に南北それぞれの端まで行っても片道3時間ほどです。主要都市だけなら10日間もあれば満喫できるでしょう。

どのようなルートと宿泊地を組み合わせるかは幾通りもありますが、メリダへ向かうにはリスボン入りが最適だと思われます。
リスボンからエヴォラまでの交通ルートは、何のことはない、バスや鉄道で約1時間半で行くことができるのです。バスの方が本数が多く、時間の融通がきくようです。

エヴォラからメリダへ行くには?

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エヴォラからメリダへ行くには、バスと鉄道を乗り継いで向かうことができます。スペイン側の乗り継ぎ地点バダホスまでは、約2時間バスに乗れば越境できます。
バダホスは、メリダから西へ約50分ほど車で走ったところにあるポルトガルにほど近い町です。

“ちょっと遠いけどどうやって行く!?スペイン西部の小さな町メリダ”の回で、バダホスにより近い空港からバスかタクシーでメリダへ行けると書きましたが、空港がメリダ寄りに位置しているからであって、バダホスからは鉄道でメリダへ行くこともできます。
40から45分ほどですが、本数が非常に少ないため、バダホス〜メリダ間はやはりバスかタクシーがいいでしょう。時間が合えば鉄道に乗るとしたいところではありますね。

これでメリダへのルートは簡単にイメージできる!!
そうするとあとはエヴォラに何日滞在するか、リスボンを拠点にポルトガルをどう周遊するか、まだまだ妄想旅行はつきません。それについてはまた別の機会に。