以前、アンダルシアを巡る妄想旅のコルドバの回で触れた「パティオ」についてつづります。
スペイン語で中庭を意味するパティオとは?
多くはコの字型の母屋と回廊により仕切られた空間で、タイルが張られ、噴水、植木などが配されています。
そのタイル貼りが、何ともスペインの焼き物好きとしては惹きつけられてしょうがありません。
一般にはタイル貼りより、壁を埋め尽くすほどのゼラニウムやブーゲンビリアなどの鉢植えで飾られた中庭として知られていることでしょう。
パティオのある暮らしに憧れて
花で飾られていなくても、パティオのあるお家って素敵です!
もしパティオ付きのマイホームを建てるなら広い土地が必要になります。設計目線だと、コの字型やエル字型、ロの字型の家は材料費があがるうえ、耐震には弱いらしいですが。
この写真ほど広くなくても、いつかマイホームが持てたらパティオがあるお家にしたいものです。
コルドバのパティオコンクール
世界中から観光客がコルドバに押し寄せます。
1918年から続いている歴史のある祭りです。コンテストとしては1921年から始まったそうです。
格子窓や壁に鉢植えの花や観葉植物を並べて飾られた美しいパティオを審査します。
毎年変わる開催時期と場所
5月に2週間ほどの間開催されており、毎年その日程は微妙にずれるので要確認です!
コンテスト中は、参加している家のパティオに自由に入って見学することができます。見学時間は、11時から14時までと19時から23時までです。
コルドバの各インフォメーションで、見学できるパティオのルートが書いてある地図をもらえます。
以下が見学対象地区です。
SANTA MARINA(サンタ・マリア)地区
SAN AGUSTIN(サン・アグスティン) 地区
SAN LORENZO(サン・ロレンソ) 地区
REGINA MAGDALENA(レヒナ・マグダレナ) 地区
SANTIAGO(サンティアゴ)地区※
SAN PEDRO(サン・ペドロ) 地区※
JUDERIA (フデリア)地区
ALCAZAR VIEJO(アルカサル・ビエホ)地区
※入賞パティオが多い地区
アンダルシアならグラナダでも
コルドバだけでなく、グラナダやアンダルシアの町ではこうした美しいパティオが見られます。
コンテストでなくても、普通にお手入れが行き届いたパティオはどれを見ても美しい!
コルドバやグラナダなどアンダルシアの素敵なパティオを見に行って、パティオがあるマイホームを妄想するという2重の妄想を膨らませつつ、また旅のルートをシミュレーションしていきます。