バルセロナからは、カタルーニャ鉄道と登山鉄道かロープウェイを乗り継いで2時間弱くらい。
そこはキリスト教の聖地モンセラット。モンセラットとはのこぎり山という意味です。
バルセロナからの行き方は、まずスペイン広場からカタルーニャ鉄道R5番線Manresaマンレザ行きに乗ります。約1時間10分ほどでMonistrol de Monserrat駅に到着。 そこから登山鉄道Cremalleraに乗り換え、山頂まで約20分で到着です。
また、Monistrol de Monserrat駅の1つ手前のMonserrat-Aeri駅で下車して、駅前からロープウェイに乗る2つの方法でモンセラット山頂まで行くことができます。
奇岩が織りなすモンセラットの景色
モンセラットが意味する、“のこぎり”の様な山が幾重にも連なった景観が美しいです。
教会堂への礼拝だけでなく、ハイキングでここを訪れる人も少なくありません。
のこぎり山の麓からは、天気が良ければバルセロナ郊外のティビダホの丘のテレビ塔まで見えるのだとか。見晴らし抜群です!
波打った独特のラインはここでピンと来た!?
天才建築家、かのアントニオ・ガウディが何度もモンセラットへ足を運び、ここで得られたインスピレーションが彼の作品に反映されていると思うと、ガウディの建築群の見方も少し角度が変わりそうですよね。
巨大で奇妙な形の岩山、どこかで見た様な?気になります。
見所は小さな町中に集まっており、登山鉄道の駅やロープウェイ山頂駅からもすぐです。まずは中心にあるインフォメーションに行くのがいいでしょう。
詳細な地図は持っていなくても迷わないくらいの規模の町ですが、旅と言えば地図!地図をもらいに行き、また聞きたいことがあればやっぱりインフォメーションを頼りましょう。
戦火を経て様々な歴史を辿る教会堂
16世紀に建設を始めたものの、スペイン独立戦争で大打撃を受け修復を終えたのが19世紀後半。
それまでの間、市民戦争中の軍事病院として利用されたりと、その歴史が辿った標がここモンセラットにあります。
教会堂の祭壇上部には、黒いマリア像が祀られています。安産祈願で訪れる人もいるとネットで見ましたが、妊娠中にわざわざ訪れるのは…欧州在住者くらいでしょうか。
日本から安産祈願に行くなんてよけいにリスクが高くなりそう、というより妊娠中に旅が存分に満喫できるかは不明です。
つわりが引き起こす眠気、吐き気、嘔吐、胃痛、頭痛、むくみなどお腹が大きくなる前もその後も観光で動き回るにはかなり辛いこと。個人差はあるものの私には絶対無理!!だったと思います。
妊娠がわかりバレンシア旅行をキャンセルしましたが、体調面を考えると正解でした。5ヶ月になるまで妊娠に気が付かなかった、なんて言う友人が羨ましかったです。
中には妊娠中、旅行に行く人もいるんでしょうね。平気な人は平気ですし。でも普段の生活もままならない人間もいます。
挙式の後時間が経ってから新婚旅行を予定されている方など、出発前に妊娠がわかると迷うでしょうね。一生に一度と思えばこそ。
妊娠と出産は誰もが初めての場合は戸惑うことこの上ありません。それでも行く!観光するという方、陰ながら応援しています!!
だいぶ脱線しましたが。登山鉄道や山頂駅から教会堂までは徒歩5分。途中の土産物屋に吸い寄せられそうですが、少年合唱隊の歌声を聴きたいなら素通りしましょう。
平日は1日2回、13:00と18:45に行われるミサで美しい歌声をぜひ!後の予定も考えたら13:00狙いで到着を目指したい。でも皆考えることは同じ。
旅はより計画的に旅程を組む方がとっても充実感がある!と思うのは私だけでしょうかね。
展望台から眼下に広がる景色を!
時間が十分にあるなら、ケーブルカーに乗ってSan Joan展望台を目指すと良いでしょう。
周囲の奇岩の山並みや、ピレネー山脈に地中海まで素晴らしいパノラマを思い出に。ぜひ天気が いい日を狙いましょう!
バルセロナ滞在での定番の日帰り旅行先ですが、スペインの自然がつくりだした景観を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。