ポルトガルのアルト・アレンテージョ地方の北にある小さなマルヴァオンの村。断崖にある地形を活かして、古くから重要な戦略拠点とされてきました。
スペイン抗戦や内戦には戦いの舞台なった場所ですが、今はひっそりとしています。

マルヴァオンは9世紀にこの地を支配したムーア人の王様、イブン・アルマンに由来した名前だとされています。

下界と切り離されたような村

リスボンからは遠く離れたところにあり、近隣の町ポルタレグレまでバスに乗って約3時間から約4時間かかります。そしてそこから更にバスに乗って40分と、リスボンから向かうと移動時間がかかりすぎます。

でも前回紹介したエヴォラの町からなら、バスでポラタレグレを経由すれば1時間半プラス約40分とぐっと行きやすくなります。
ポルタレグレやエヴォラの町と合わせて行くのがオススメの村ですね。

ただしポルタレグレからのバスの便は少なく、休日は運休だったりするためタクシーが無難です。
ポルトガル語ができたら時刻表を調べたり、事前確認ができそうですが、やっぱりタクシーかな。料金は片道30〜40€といったところのようですよ。

マルヴァオンは小さな村で散策にあまり時間がかからないので、時間指定で運転手さんに待っていてもらって、そのまま次の目的地へ向かうほうが効率が良さそうですね。

小さなマルヴァオンの村は1時間あれば散策できる!

断崖の上には白壁の家が並び、ものすごくコンパクトな村ですが、ポルトガルの国営ホテル「ポザーダ」があります。
宿泊するにも特別感は非常にありますし、眺めの良いサロンがありくつろぐことができます。

またポザーダにはガラス張りのレストランがあるので、ランチはここでいかがでしょう。
眺めがいいこと間違いなしのお食事タイムが取れます!

大パノラマが広がる景色をのぞむ

北にはエストレーラ山脈、南にはサン・マメーデ山脈と山に囲まれ、そして東にはスペインまで見渡すことができます!
断崖の上にある地形ならではの景色を堪能したいですね!!

大きな街から向かうには遠いけど、その距離もマルヴァオンのちょっと秘境を訪れたようなひっそり感が人気なのかもしれませんねぇ。
小さな町や村へ行くと今ここにいる外国人って私だけなんじゃないの?っていうところへ行くのがお好きな方はお好みかもしれません。

どこへ行っても観光客な旅に、うんざりしたらぜひ行ってみましょう!