マデイラ島はリスボンより南西に約1000kmのところにある大西洋に浮かぶ島です。
その存在は古くはローマの時代より知られていましたが、1419年に再発見され、当時しまは深い森林に覆われていたことから“マデイラ(木)”と呼ばれるようになりました。

その後は新大陸発見の中継地点として発展しました。
長い航海の前にコロンブスはこちらに何度も立ち寄る機会があったのでしょう。

マデイラ島のお隣ポルト・サント島の首領の娘と結婚しました。
そして、マデイラの島の南東に位置するフンシャルで航海論を学んだのだそうです。

避寒地として最適なマデイラ島へ!

マデイラ島までは、リスボンとポルトからはそれぞれ2時間弱のフライトで行くことができます。
島の中心であるフンシャルの町までは、空港バスが往復しています。
市内までは20〜30分ほど。タクシーなら€20くらい。

マデイラ島は年間を通して温暖な気候で、“冬が春を過ごしにやってくる土地”と言われるように避寒地として、北ヨーロッパからの旅行者が多いそうです。

聞くだけで酔いそうな名前のブランディーズ・ワインロッジ

フンシャルの町にあるガイドツアー付きで見学できるワインロッジです。
ポートワインと異なり、ワイン工場自体は別の場所にありここで造られているわけではありませんが、ツアーの最後には試飲もできます。

島に来てワインを飲みながらのんびりとした時間を過ごせるなんて、ワイン好きな方にとっては旅行プラス別の楽しみ方ができるから羨ましい!

残念ながら下戸な私には無縁な時間な使い方。。。
アルコールNGな旅行者は、別のプラスアルファを探しましょう。

伝統的な家が見られるサンタナの町


フンシャルがマデイラ島の南東に位置する海沿いの町なら、こちらは北東に位置するサンタナ。
フンシャルから車で約40分ほど行ったサンタナは島の北側の海沿いの町です。

まるでおとぎ話に出てくるかのような三角形のかやぶき屋根!
伝統的な家屋がある町として有名です。

お土産にしたいマデイラの刺繍

ワインと並ぶマデイラ島の特産品であるマデイラ刺繍。
もともとマデイラで作られていた繊細な刺繍に、マデイラならではの花のモチーフやイギリス式のステッチが取り入れられました。

すべて手作業のためお値段はなかなかのものらしいですが、ハンカチや小さな敷物類なら何とか手が届きそう。

リスボンで買うよりは断然安いので、マデイラ島へ行ったらぜひ本場で買いましょう!

 
避寒地として人気のマデイラ島。
西日本にしか住んだことがないので、それほど寒冷な土地の冬を知りませんが、それでも寒い季節には暖かいところへ行きたいと思いますね。

冬の日本を出発してにポルトガルに向かうなら、ぜひマデイラ島でぽかぽか陽気を楽しんでみてはいかがでしょう。”