これまでリスボン市内の中心部に北部、テージョ川沿いの東エリアを妄想散策してきましたが、忘れてはいけないのが市西部!ここには大航海時代に関わる観光スポットがあります。
少し歴史をおさらいして行くのがいいでしょう。

大航海時代を象徴する発見のモニュメント

リスボン中心部より少し西の、テージョ川沿いにあります。
帆船をモチーフに、先頭にはエンリケ航海王子、続いて天文学者、宣教師、船乗り、地理学者など、大航海時代の偉人たちが並んでいます。

高さ52mから大理石の世界地図を!

発見のモニュメントの屋上までエレベーターでのぼると、モニュメント前の広場にある世界地図を真上から見られます。
大理石のモザイクでできた世界地図には各地の発見年号が記されていて、もちろん日本発見の年号も!
屋上から降りてぜひ確認しましょう。

優雅なテラスをもつベレンの塔

テージョ川を行き交う船を監視し、河口を守る要塞として造られました。

先の発見のモニュメントやベレンの塔の写真の印象から、映り込む水辺は川ではなく海だと思い込んでいました。
何ともお恥ずかしいお話で、世界に向けて航海した偉人達のイメージからか勝手にそう勘違いしていたんですね。

世界遺産のジェロニモス修道院へ

リスボン市西部のこのエリアには、世界遺産のジェロニモス修道院があります。
幾重にも施されたアーチの空間と、ロープやサンゴなど、大航海時代をイメージさせるモチーフの彫刻が見られます。

パステイス・デ・ベレンでエッグタルト!!

ジェロニモス修道院とV字の通りを挟んで、向かいにウルトラマール庭園があります。
その公園のそばにあるカフェでひと休み。ポルトガルの伝統菓子を楽しみましょう。

ポルトガルのお菓子は地方色が強いそうなのですが、このパステル・デ・ナタはポルトガルの北から南までどの地方でも食べられるお菓子なんだそうです。
ここで食べるタイミングを逃しても大丈夫!きっとありつけるお店はリスボンにいくつもありますよ。

改称された4月25日橋

リスボンとテージョ川の対岸エリア、コスタ・ド・ソル(太陽海岸)というビーチリゾートを結んでいる、全長2277mの吊り橋です。

もともと建造をした独裁者の名前にちなんで「サラーザール橋」と呼ばれていました。
その後クーデターが起き、新政府が誕生したその革命を記念して、日付である4月25日橋と呼ばれるようになりました。

4回にわたってリスボン編をつづってきました。紹介した観光スポット以外にも見どころはたくさんあると思いますが、街や国のコンパクトさから行きたいところを絞れば滞在日数はそれほどかからなさそうです。
というわけで欲張って、次回からはリスボン発のワンデイトリップについてつづります。