5日目。少しずつ疲れがたまり始めた頃でしたが、まだまだ旅を満喫しようと朝は早起きして、まだ行ったことのないカタルーニャ音楽堂とタラゴナへ日帰り旅行をしました。
カタルーニャ音楽堂
まだ開館前のカタルーニャ音楽堂。外観の彫刻やタイルこれも素晴らしくゴージャスです!中はもっとすごいんです!
残念ながら時間の関係で中の見学ツアーには参加しませんでした。
後になって悔やまれましたが、もっとうまくスケジューリングすればいいのだと次のバルセロナ旅行に向けて前向きに考えました。
フランサ駅
カタルーニャ音楽堂をあとにして、地下鉄バルセロネータ駅のそばにある鉄道駅フランサ駅へ向かいました。
タラゴナへ向かうのなら、サンツ駅からの方が高速列車AVEで30分と時間はかかりません。
しかしサンツ駅ができる以前、バルセロナの中央駅として使われていたフランサ駅を見てみたかったんです。
名前の通り、かつてはフランス方面への列車が発着していたそうです。
白が基調の駅舎は重厚感があり、ホームは行き止まり式で日本ではまず見ることができない造りです。だんだん鉄道おたくに近づきつつありますよ。
タラゴナへ
チケットを買って、いざ黄金海岸と呼ばれる海岸線を走る列車のショートトリップの始まりです。
私たちが乗ったのはタラゴナまで1時間かかる近郊線だったので自由席。始発駅からの出発で席は選び放題でした。
ここでおすすめしたいのが、進行方向向かって左側の窓側の席に座ることです。
ユーロメッドやタルゴなど全席指定の列車を利用する場合は、チケット購入時に必ずその旨を伝えましょう。
これで車窓からの絶景は確保できました!バルセロナの郊外をぬけて小さな街や村、オリーブ畑などが見えます。何と言っても海岸線の美しいこと!
この日は薄曇りで残念だなと思っていましたが、青い海辺の景色は文句なしでした。
乗車してすぐに離乳食をたべさせ、歩きたくなった子供はベビーカーを降りて車内を行ったり来たり。わりと機嫌よく列車旅の往路を終えました。
地中海のバルコニー
駅に到着すると、すぐに駅構内にあるインフォメーションで地図をもらいました。
目的の地中海のバルコニーが駅のすぐそばにあるのはわかっていましたが、ただ駅を出てどっちに進めばいいのかわからない。
あんまり地図が読めない私、主人は子供の相手をしているし誰かに聞いた方が早いと通行人をつかまえました。
今私達はどこにいるの?と、地図を見せました。
スペイン語が通じたまではよかったのですが、質問の答え以外にもタラゴナ観光のおすすめなどしてくれて、お礼を言ってさぁ行こうとしたその時、ロンドンにいる知り合いに電話したいからいくらか小銭をくれないかとかなんとか。
おば様でしたが、多分教えてあげたんだからチップよこせって言いたかったんでしょう。
変なせびられ方はしましたが、小銭があまりなく1ユーロを渡したら去っていきました。
ポカンとしながら、教えられた道を進みました。が、目の前はかなり高い階段。
他に道もなさそうなので仕方なくベビーカーをかついでのぼりました。
ゼーゼーいいながらのぼりきったそこには素晴らしい地中海の眺望が!!
雲間から陽光が差していて、海上のある一部分だけを照らしていたりと非常に幻想的な風景が見ることができました。
到着後から1ユーロせびられてしまいましたが、タラゴナ自体はいいところなんです。
地中海のバルコニーを後にして、市内観光に向けてテンションが上がっていきます。
次回はこの日帰り旅行最大の目的である水道橋についてつづります。