スペイン本土の東側に位置するイビサ島。バレアレス諸島で3番目に大きな島です。
淡路島ほどの大きさで、人口は約13万人ほど。しかし夏になれば観光客で40万人にまで増えるのだとか。ヨーロッパ屈指のリゾートアイランドです。
また、豊かな自然と文化的価値の高さから、島全体が複合世界遺産に登録されています。
島最大の町イビサタウンへ!
空港からイビサタウンまでは、30分おきに運行されているバスで20分ほどでいくことができます。
イビサタウンは、旧市街を中心にひろがっています。
海賊や異民族の侵入が多かったことから、16世紀頃に造られた城壁で旧市街は囲まれており、城壁都市となっています。
イビサタウンのてっぺんにあるカテドラルへ
てっぺんにあることから、眺めがよくイビサタウンが一望できます!
サ・カレタの町はダイビングスポット
イビサタウンから車で15分ほどの場所にあるサ・カレタ。
海に出るとボートハウスが並び、スキューバダイビングが楽しめます!
神秘的な夕日スポットが絶景のエス・ベドラ岬
イビサ島の西側にエス・ベドラという小さな島があり、その対岸のイビサ側がエス・ベドラ岬です。
謎のアトランティス文明、エジプト文明やギリシャ神話にもゆかりがあるのだとか。
美しい夕景は外せません!
サン・ジョルディの町はクラブの聖地
リゾートホテルが自前のディスコを保有しており、様々な企画が開催され、幅広い年代が楽しめるクラブが多くあります。
イベントをチェックして、ナイトライフを楽しみましょう!
リタイア後、夢の移住先として
スペイン人以外にも、海外からの移住者が少なからずいます。こんなリゾートに移住できるなんて羨ましい!!
日本からは距離があるので、イビサ島のその魅力に勝てなかったらロングステイでも…。
老後の夢はいくつ見てもいいものです!
フェニキア人ゆかりのイビサ島
イビサという地名は、エジプトの舞踊の神様に由来しているそうです。そのためか伝統舞踊が発達しています。
もともとは「フェニキア人がイビサとつけた」とされています。フェニキア人とは呼び名であって、人種を指すものではありません。
紀元前1200年頃から東地中海沿岸に住み、共通の言語を話すというくくりでフェニキア人と呼ばれていた人達であり、単一の国家が存在していたわけではなかったようです。
共通の言語を話す人々が、いくつかの国をまたいで存在しているという感覚は、島国の日本人には想像しにくいかもしれません。
戦時中に日本の統治下にあった国々には、日本人街の名残があったり、今でも世界にはジャパニーズタウンと呼ばれるところがあるのでしょうが、やはり私にはピンときません。
ましてや時期によって治めていた人種が違うなど、陸続きのヨーロッパやアフリカ大陸の近さならではの事情は想像の域を完全に超えてしまいます。
だいぶ脱線しましたね。
広くは東地中海から北アフリカあたりを通過しながら、様々な文化が交錯する歴史が独自の変化を交えつつ今日に至ったイビサ島。
クラブ三昧ではなく、ぜひそういったその土地の歴史的背景を感じるような旅がしたいものです。