バルセロナ市内には多くのガウディの建築物があります。
有名どころから街灯や地面のモザイクタイルまでバルセロナの街並みにとけこんでいます。
そんなガウディの建築物の一部について紹介します。

サグラダ・ファミリア聖堂

サグラダ・ファミリア聖堂

バルセロナといえばこれです!
誰もが知っているガウディ建築を代表する作品ですね。

地下鉄2/5号線サグラダ・ファミリア駅を地上へ出てすぐ目の前です!

入館開始の9:00少し前から並んでもほとんど待たずにチケットを買えました。
ネットで予約購入できますが、入館時間の指定があるので、スケジューリングしづらかったり時間に縛られるのが苦手な方は朝1番に行くのがいいでしょう。

実物は想像以上に巨大で、バルセロナ市内を遠くから眺めてもその存在感は抜群です。
そしてサグラダ・ファミリアの塔の上からもまたバルセロナ市内が一望することができ、ぜひお天気がいい日に上りたいものです。

今も完成予定の2026年に向けて工事が進んでいる様子が伺えて、完成後にまた見に行きたいです!!
きっと今よりもさらに多くの観光客で賑わっている事でしょうね。

グエル公園

グエル公園

これまた私好みのタイルをたくさん貼り付けたベンチや階段の壁などが素敵な公園です。
そしてマスコット?になっているあのトカゲかカメレオンのようなオブジェ。
実際はどちらかわからない・・・
一緒に写真を撮るなら混みあうので、10:00オープンの朝なら比較的空いていておすすめです。

地下鉄3号線レセップス駅かバイカルカ駅から徒歩で15分ほどかかります。
卒業旅行で訪れた際駅から徒歩で行きましたが、なかなかの坂道です。

到着後、公園内もけっこう広いのでトータル的にはかなり疲れましたね。
また他のガウディ建築に比べると中心部より少しはずれにあるので、次に紹介するカサ・ビンセスに興味がある方は合わせて行きはタクシー、帰りは地下鉄と組み合わせるといいかもしれませんよ。

カサ・ビンセス

カサ・ビンセス

ガウディの処女作です。
この作品にもタイルがふんだんに用いられていたので見に行きました!
建築主がタイル業者だったそうです。

そりゃタイルたくさん使うよな。いいなぁ、いつか自身のマイホームを建てる際にはこんなにふんだんには無理でもタイルを取り入れたい!!
とまた別の妄想をふくらませながら見学しました。

こちらは個人のお宅のため内覧はできません
グエル公園に向かう前に外から写真を撮りました。

観光客は韓国人の5、6人のガイドさんがいるグループと私たちだけでした。他のガウディ作品に比べるとひっそりと建っている印象ですが、その素晴らしい作品は一見の価値ありです。
3号線フォンタナ駅から徒歩5分です。

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ

ガウディが増改築を手がけた建物で、テーマは海
外壁には色とりどりのガラスモザイクが海面の様に輝いています。

海とコロンブスの塔があるランブラス通りの端っこを背にしてカタルーニャ広場へ向かい、さらにそこから伸びるグラシア通り沿いにあります。

このグラシア通りもランブラス通りと並んで観光客が多く集まる通りで、ロエベやザラの店舗が並ぶショッピングエリアです。
そのちょうど真ん中あたり、2/3/4号線パセジ・デ・グラシア駅から徒歩1分の場所にあります。

ここも通りかかると長い列をなしているので、内覧希望の方は開館少し前から並ぶのがいいでしょう。
外観のみならそばに並ぶ他のモデルニスモ建築の建物と一緒に写真が撮れますよ。

カサ・ミラ

カサ・ミラ

続いて山がテーマのカサ・ミラ。もうどこもかしこも独特の曲線と形でいっぱい!
アパートなので現在も居住されている住民がおられます。
こんな世界遺産に住んでいるなんて羨ましい限りです!!

3/5号線ディアゴナル駅から徒歩1分です。

バルセロナ市内は京都の様な碁盤の目のように道路が走り、各ブロックの真ん中を囲むようにドーナツ型に建物が並んでいます。そのドーナツの中は公園だったりそこに住む人々の憩いの場だったりします。

そんな形状をした街並みなので、このカサ・ミラもグラシア通り沿いの目立つ一角に建っており遠くからでも存在感抜群です。カサ・バトリョからグラシア通りをさらに3ブロック進んだところにあるので合わせて見に行くことができますよ。

グエル邸

グエル邸

ガウディ初期の作品です。
こちらもまたガウディ独自の手法である細かく砕いたタイルで装飾されていて美しいです。
地下鉄3号線リセウ駅から徒歩5分のところにあります。

リセウ駅はバルセロナを訪れる多くの観光客が集まるランブラス通りにある駅です。
なのでランブラス通りをぶらぶらと観光や買い物をしつつ見に行くことができる場所にあります。

外観の素晴らしさからか、見に行った時には美大生?らしき若者が数人がスケッチブックを抱えて座り込んでいました。バルセロナのような芸術にあふれる街にいたら創作意欲をかきたてられてしかたないんじゃないでしょうか。ただの観光客以外にもこうした芸術を志す者を惹きつけるバルセロナのワンシーンを見ることができました。
 
ガウディ建築のほんの一部でしたが、全て世界遺産登録されているものです。
またサグラダ・ファミリア以外全て一直線上に並んでいて、とってもわかりやすい位置関係です。
自転車好きの方ならレンタサイクルで観光するのもいいでしょう。

限られた時間の中で広範囲にわたって見られるし、バルセロナに住んでいるかのようでまた違った楽しみかたができそうです。ゆっくりバルセロナに行く機会があったらチャレンジしてみたいものです。