ポルトガル中部地方にあるコインブラは、ポルトの街から列車で約1〜2時間で行くことがでます。
またリスボンからも全席指定の高速列車に乗れば約2時間から2時間半くらいです。
リスボンが政治、ポルトは商業なら、コインブラはポルトガルの文化の中心として栄えました。
イスラム支配の後、ポルトガル建国時にはこのコインブラに首都が置かれたこともありますが、現在では大学都市として有名です。
旧市街の入り口にあるポルタジェン広場
コインブラ駅から徒歩3分。
街を流れるモンテゴ川沿いを歩いて、広場前のインフォメーションを目指すといいでしょう。
コインブラの見所は2ヶ所に集中
新旧のコインブラ大学に、新旧のカテドラルなどがある丘の上が観光の中心となる他、モンテゴ川の対岸にモンテゴ新旧のサンタ・クララ修道院や、子供向けのテーマパークであるミニ・ポルトガルがあります。
コンパクトな街なので徒歩でのんびり散策を楽しむのが良さそうですね。
世界遺産のコインブラ大学
コインブラ大学って聞いたことがありませんか?
リスボンとコインブラに移設を繰り返したとっても歴史ある大学です。
名前だけは聞いたような気がします。
現在の大学は、新旧で分かれており、見所は旧大学です。
大学のシンボルである“カブラ(山羊)”と呼ばれる時計塔、ラテン回廊、帽子の間、そして中でも1番の見所はジョアニア図書館。ゴージャスな金泥細工の装飾が見事です!
金泥とは、接着剤もしくは顔料の用剤としての用途を持つ膠水に、粉末状の金を溶かした絵具のことらしいです。とにかく贅をつくした装飾や内装の図書館です。
そして忘れてはいけないのが水道橋!
大学の敷地南東部に、サン・セバスティアン水道橋という、ローマ時代の水道橋を利用して1568年に完成した水道橋があります。
大学の近くにある植物園前あたりまでの約200mの全長に20個のアーチに高さは12mが修復・保存されています。これはぜひ見に行かねば!!
コニンブリガの遺跡と焼き物
ローマ時代の遺跡そして焼き物、好物の両方があるコインブラ。
私には何とも惹かれる街です。
どれも写真がないのが残念ですが。。。
コニンブリガの遺跡は、コインブラから南へ約15kmにあり、バスで45分ほどかかります。
イベリア半島最大の都市遺跡だそうです。
ここにローマ帝国の都市が築かれたのは1世紀頃。
そしてここにも水道橋が!!
遺跡があれば水道橋もあり(あった)、コニン
ブリガではその両方を見ることができます!
アウグストゥス(Augustus)水道橋と呼ばれ、ローマ帝国初代皇帝の名前です。
これは見に行かなきゃ!!
またコニンブリガの遺跡の近くにあるコンデイシャという町で作られるコニンブリガ焼きが欲しい!
オレンジや緑色のイスラム時代の影響を受けたものや、東洋の影響による青一色のも、フランスの影響を受けたロココ調のものなどがあり、アズレージョ同様時代の流れがよく反映された工芸品です。
まぁ有名な焼き物なので現地に行かなくてもポルトガル国内で買えるお店は多いみたいなので、ぜひ買って帰りたい!!
水道橋やローマ時代の遺跡好きにはとっても好みの街、コインブラでした。
ポルトガルを訪れたら、またまた外せない立ち寄りポイントが増えてしまいました。