アヴェイロは前回紹介したコインブラとポルトとのちょうど中間あたりにある町です。

入り組んだ潟で、港町として栄えましたが、その後は潟でとれる海藻によって埋め立て地が肥えたため酪農が盛んになったそうです。町の中心を運河が流れ、繋がれたカラフルなペイントの船がアヴェイロのシンボルとして運河を彩っています。

アヴェイロの町の真ん中を流れる運河へ

リスボンからはアヴェイロまでは、サンタ・アポローニア駅からAP(アルファ・ペンドゥラール)かIC(インテルシダーテ)という全席指定の列車で、約2時間から2時間半かかります。

前回紹介のコインブラからは普通列車で約1時間、そしてポルトからはサン・ベント駅から近郊列車で約1時間です。

アヴェイロ駅の隣にある旧駅舎のアズレージョは、アヴェイロの風景が描かれており町中でその風景を探してみるのも面白いでしょう。
駅に到着したらぜひ旧駅舎の外壁を見てから町の中心へ向かいましょう。

アヴェイロは、運河に沿って家々が水面に映り美しい町です。
夏には1日かけてる周辺の水路をめぐるツアーがあり、ぜひシーズン中に訪れたいものですね。

カラフルなモリセイロが浮かぶ運河

モリセイロとはアヴェイロの埋め立て地で営まれる酪農用に肥料となる海藻を集める船のことを言います。船体のカラフルな色彩が運河に浮かんでいます。

カラフルなコテージがあるコスタ・ノヴァ

こちらはアヴェイロから約7km離れた場所にあるビーチリゾートです。
海岸に面した小さな町の通りには赤や青、黄色にストライプに塗られた可愛らしいコテージがカラフル!
そのすぐ裏にはビーチが広がり、夏のバカンスにはもってこいの場所です。

高級磁気メーカーのヴィスタ・アレグレ

アヴェイロから南へ5kmほど行くと、イリャヴォという小さな町があり、ここでヴィスタ・アレグレと言う高級磁気が作られています。
白ベースに青と黄色で染め付けが施された花柄のシリーズなど、とっても可愛らしい食器が人気です。

アヴェイロ駅前から発車するバスで約15分。
食器好きならファクトリーショップでアウトレット製品もあるので、ぜひ立ち寄って見てください!

 
アヴェイロとその近隣の小さな町、いかがでしたか?
ポルトガルでもちょっとベネチアにいるような気分になりそうですね。

ビーチでのバカンスや食器目当てなど特定の目的がなくても、ポルトやコインブラからふらりと行ける距離感がいいですよね。日帰りでぜひ行ってみたい町です。