アンダルシアの町マラガを拠点にした場合の妄想旅行の続編です。セビージャを後にしてコルドバへ。

コルドバはイベリア半島に定住したイスラム教徒が最初の首都とした歴史の町です。政治経済、学問の中心地として栄え、10世紀には人口が100万人を超えていたのだとか。
ビザンティン帝国と並ぶ世界最大の都市となったのです。

セビージャのサン・フスタ駅からAVEに乗って約40分、高速鉄道の旅を楽しむことができます。
丘の頂きに古城アルモドバル城と白い村が見えたらコルドバはすぐです!

イスラム教のモスク、メスキータの入り口へ

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建物全体の外観は控えめな色調ですが、入口の装飾が素敵です!

馬蹄型のアーチが施され、路地の途中にあってこれで入口って気づけるでしょうか。
周囲をぐるっと一周してしまいそうです。

メスキータ、アーチの柱は必見!

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建設当時の繁栄を今日に伝える建築物が、このメスキータというモスクです。
「円柱の森」と呼ばれる内部は、大理石とくさび形の赤レンガを交互に組み合わせたアーチが広がり、850本の柱が現存しています。

いくつかの漫画の中でこの「円柱の森」がモデルとなったと思われるシーンを見たことがあります。
漫画自体はカラーではありませんが、赤と白の大理石を交互に組み合わせたものを描いたであろうアーチは、メスキータそのものでした。

当時はスペイン・コルドバにあるこのメスキータを知らなかったので気が付かなかったのですが、スペインにはまり色々と調べていたころ、また読んだ時に気が付きました。
コルドバに行くならこれは絶対見ておきたいです!

イスラム教にとって大切なミフラーブ

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2度目の拡張の際に造られたミフラーブは、メッカの方角を示す壁、ここでイスラムの神アラーに祈りを捧げるのでしょう。

アラベスク模様やモザイクで装飾されていて美しいです!
これらの装飾はビザンティンのモザイク師による作品で、彼らは帝国の外へも招かれてその高度な技術を伝えていったのです。
精緻な装飾のきらびやかさに圧倒されそうです。

キリスト教徒によるメスキータ改築部分

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レコンキスタ後、カルロス5世によって、キリスト教会へ転用されたために改築されました。

その改築により「イスラム建築の高い芸術性が失われた」と、国王が恥じたのだとか。
なのでその後、キリスト教チックに改築が進むことはなかったそうです。

セビージャに続きローマ、イスラム教徒にキリスト教徒それぞれの歴史が交錯するコルドバ。歴史的建造物すべてがそれらを物語っているようです。
次回は夜のコルドバについてつづります。