崇明島の大部分は上海市に属しており、1部が江蘇省海門市海永郷と啓東市啓隆郷に属す島です。 上海の北側を長江が流れており、その河口に の中洲にあります。
台湾島や海南島に次ぐ中国で3番目に大きい島で、全体的に平らで山も丘もありません。
上海留学の1年を半分以上過ぎた頃に行ってきました。
大陸で初めてのフェリーにドキドキ、南門港へ
吴淞港から崇明島の南門港までフェリーで行きました。
知人の運転する車に4人で乗り込み、車ごと乗船。フェリーの乗る事自体小学生以来だったので、久しぶりの大きな船にテンションがあがりました!
だがしかし渡るのは中国の長江。水の色は濁るとかいうレベルではなく、コーヒー牛乳色をしていました。
景色の悪さに少しげんなりしながらも、学校クラスメイトや留学生の中にこの崇明島へ行った外国人はそう多くはないだろう、貴重な体験ができるはずだ、と言い聞かせて到着を待ちました。
夕暮れ時の水杉の並木道
細い道の両脇を挟んでずーっと水杉が並んでいます。絵葉書のような光景に目を奪われて、車を停めてもらい写真を撮りました。
陽がかなり傾むいている時間帯で雰囲気がとてもよかったです!
残念ながら閉館していた東平国家森林公園
崇明島の中北部にある華東地区で最大の平原人工森林です。国家AAAA級旅遊景区に指定されています。
AAAA級とは5段階評価の上から2つ目にあたり、各省・自治区・直轄市旅游局が評価、認定するものです。
中国でのランク付け、検定他数字が多い方がレベルが高いとされます。英検なら1級が最高ランクとする日本とは逆になりますね。
東平国家森林公園の他にも、崇明島には非常に美しい自然と新鮮な空気を味わうことができると言われる金蝥山公園や、崇明島の中北部にある明珠湖公園などで魚釣りを楽しめたりと自然が豊かな公園があります。
近年の環境汚染による空気や水質の汚濁が進んでない事を祈るばかりです。
水路に映える美しい夕日
崇明島中に川がたくさん流れています。水路と言う方が正しいかもしれませんが。長江がの中洲にある島だからこそでしょうか、農業が盛んなようで水路が多く必要だったのかもしれませんね。
夕陽が見えるポイントで車を停めてもらい、また撮影することができました。
これまで上海市からこの崇明島へ行くには高速船とフェリーがメインでしたが、2009年に世界最大規模を誇る長江隧橋が開通し、 陸路でのアクセスが可能となり非常に便利になりました。
それ以前はあまり外国人の観光客などはいなかったのではないかと思われます。
訪れた当時は、50年前の上海の様子がここでなら見られると聞いて行くことになりました。
確かに田舎のほのぼのしたところが印象的でした。時間の経過と共にどうなっているか興味深いですね。