一昔前の上海留学を思い出しながらつづっていきます。

ただの思い出話と写真ですが、そんなことある!?という感じで読んで頂ければ幸いです。

信号なしの6車線道路渡れます!?

学友の男2人と女2人の計4人で上海・浦東空港へ降り立ちました。空港から上海外国語大学の敷地内にある寮を目指すべく、バス乗り場をウロウロ。
目的地最寄りのバス停は、虹口足球場。全く旅慣れていなかったので、頼りになる同級生と運転手さんに行き先を確認してからバスに乗りました。

虹口足球場とはサッカースタジアムで、通りを挟んだその北側に上海外国語大学の敷地が広がります。そう、それは地図上で見たかぎりの話です。
実際バスが到着して降りてから、それらしき方角へ歩きます。すると、目の前に広がるのは6車線道路!周囲を見渡し、横断歩道とか信号を探したが見当たらない!どこまで歩けばいいのやら。

ここで初めて、中国の国土の大きさを目の当たりにしたような気がします。ちょうど路を挟んだ向こう側に、大学の門が見えているというのに。
一緒に到着した戦友達?(1年かけてともに乗り越えたという意味で)とともに惚けていました。が、すぐそばを人民らしき人々が数名すーっと路を横切って行くではありませんか!

信号が近くにあるわけではないので、当然全ての車線に車がいないわけではないんです。行けるところまで進み、車が来たら止まり、また進む。
文章で書くとものすごくシンプルですが、見ているこちらはハラハラ。何とも小慣れた様子で渡っていく彼らに、更に呆然とした私達。

しかし次の瞬間、顔を見合わせた私達4人の考えていたことはどうやら同じでした。「郷に入っては郷に従え」とは、まさにここ中国で生まれた言葉です!
恐る恐る先ほど見た光景を思い出しながら、車線を一つまた一つと渡り、車が来ても慌てず立ち止まるを繰り返しました。

路を渡るのにあれほど緊張したことはないし、渡り終えた時の安堵感は、まず普通に生きてて感じることのない類のものでした。
まぁ日本と違い、6車線が一方通行だからこそ渡れたと言えるのですが、大きなスーツケースを引きずって渡るなんて、恐怖の初日となりました。

1年間お世話になった上海外国語大学

こちらの虹口キャンパスの面積は16.7ヘクタールもあります。ヘクタールと言われても、いまいちその広大さは伝わりにくいですよね。
ベタに東京ドームで表すと、その大きさは3.5個分!

学内を移動したり、外へ出るだけでかなりの労力でした!ここでも中国の国土がどれほど広大かがよくわかりました。

しばらく続編が続きます!