社会人になると旅行に行きたいのに休みがなかなか取れず、取れても行ったことがある上海は選択肢にもならなかったんですが、上海万博がもうすぐ終了することを知り、久しぶりに留学当時の友人と連絡を取ってみたんです。
すると、上海に残って働いている日本人とインドネシア人、結婚して妊娠したという中国人の友人たちと、とんとん拍子に会う算段がとれたので、すぐにパッケージのフリーツアーに申し込みをしました。
上海留学を終えて5年、ちょうど上海万博が終わる少し前の国慶節の連休に合わせて、3泊4日の1人旅が始まりました。
ホテルの部屋はお一人様で
当時はお一人様参加可能なツアーって、あまりなかったような気がします。
追加料金で1人でツインのお部屋でした。格安だったのでどんなんかなと思っていましたが普通でした。
場所は楊浦区、中心街から北東のエリアで残念ながら地下鉄の駅は少し遠かったです。これが安い理由かもしれませんね。
はなからタクシー移動しか考えてなかったので特に気にもしていませんでしたが、留学当時は3号線までしかなかった地下鉄はその時で10号線まで増えており、5年の間にものすごく交通網が発達したのだと実感しました。
久しぶりの上海の地下鉄駅
人民広場駅まで行って驚きました！ホームに転落防止の自動ドア付きゲートが設置されているではありませんか！5年前はそれほど地下鉄利用者が多くなかったのでしょう、こんなものはついていませんでした。
バスの運行ルートがかなり発達しており、料金もかなり安かったので、庶民の足はバスが主流だったのかもしれません。慣れればどこへ行くにもバスが便利、4人以下ならタクシー割り勘が便利でした。
ここは人口の多い中国です。ラッシュ時には人混みに押されて転落なんて容易に想像できます。危険なことが多々起こったのでしょう。
上海グルメと言えば上海蟹！
日本人の友人に連れて行ってもらいました。
1年いても学生の身分なのでそんなにしょっちゅう蟹なんて食べに行けません。家族が上海まで旅行ついでに会いに来てくれた時以来でした。
蟹自体が小さいので当然身もほんの少し。面倒なので店員の専属ウェイトレスさんに身をほぐしてもらいました。小さいながらも味は濃いめで美味しい！！蟹フルコース、満足でした！
お気に入りだった蟹豆腐
これ！上海に初めて降り立ってから、初めて美味しいと感じた料理です。
蟹の身と蟹味噌の餡かけ豆腐です。久しぶりの蟹豆腐に感激でした！！
他にも上海の浙江エリア独特の味付けの料理を久しぶりに食べられて懐かしかったです。
こちらにいた1年、初めは予想していた中華料理と全然違うので美味しいと思えなかったのですが、それでも慣れたら美味しくなってくるんです。
そうした経験から、いつの間にか初めて食べる料理も全く躊躇なく口にできるようになっていました。
海外旅行でその土地の料理を食べなければ、とても旅したとは言えない！と勝手に思っています。
そう言えばこんな光景が。蟹フルコースを食べ終えて、共通の友人が経営するバーへ向かうのに店の外へ出ると雨が降っていました。
帰宅ラッシュ時間帯のこの雨のおかげで、タクシーがなかなか拾えず苦労しました。
そして新たな商売が垣間見えました。一般の人が、雨とともに自家用車を出して街中を走り、タクシーが捕まえられない人々と交渉して目的地まで送り届ける商売が横行しているようでした。
トラブルの元なので利用はせずに、ひたすらタクシーが捕まるまで待ったり移動したりでした。
日本人客ばかりのバーでしばらく過ごしてからホテルへ戻り、1日目は終了でした。
