前回に引き続き、中国安徽省にある黄山という山に登った時のお話です。

ようやく山頂にあるホテルに到着したと思ったら!?中国ならではの出来事や壮大な景色についてつづります。

中国やってくれるじゃない!泊まったのは8人部屋!!


こうしてヘトヘトになりながらも、ようやくその日泊まる山頂のホテルに到着。このホテルも当然、上海で旅行会社のツアーを通して予約したものでした。
山頂にあるため、「お風呂なし、トイレは共同」というのはあらかじめ得ていた情報でした。

が、しかし!!割り当てられた部屋に入ると、すでに中国人カップルが2組・・・ん?
もう一度コーディネーターに確認をすると、部屋は間違っていない。

ツアー内容な確認が足りなかったのか、中国ならではの珍事件なのか、8名1室にベットは4つ!!
なんでやねん!この日は友達と仲良く添い寝することとなりました。

曇りで見えなかったご来光

翌朝、ホテルでおかゆメインな朝食を取ってから、ご来光を見に外へと出ました。
展望スポットにはすでに大勢の人だかり。

山頂でご来光を拝むあたり、日本も中国も同じなんですね。
残念ながらお天気が悪く、ちょっぴり朝日の光が見えた程度で、すぐ雲に隠れてしまいました。

帰りはロープウェイで途中までシュー

ホテルをチェックアウトして、さてこれから下山。
ホテルの脇にあるロープウェイ駅へと向かいました。これが意外と長く、途中までものすごく楽でした。

登りのロープウェイも作ればいいのにと思わないでもなかったのですが、山道を下る道すがら、こんな光景に出くわしました。

楽したい人の「かご」があるなんて!
乗っていたのは小学生くらいのお子様。前と後ろを担ぎ手に委ね、それはそれは楽そうだ!そんな乗り物どこにあったんでしょう!

確かに、子供やお年寄りにはとても耐えられそうにない登山ルートではありました。
知らなかったので、呆気にとられて写真を撮りました。

山道で荷物を運ぶおじさんに出会う

山下りのルートを進んでいると、前方から人々が道の脇へと避けているのが見えました。
「なんだろう?」と待ち構えていると、おじさんが肩に棒を乗せて、その両端に荷物をそれぞれ吊り下げて登ってくるではありませんか。

重そうな荷物を1度に運べる量は決まっているだろうし、やはりこういう仕事をする人がいなければ山頂のホテルは成り立たないわけで、山で観光なんてできないんですよね。
おそらく登りに私たちが通ったルートでは、とても両手を使わずに荷物を担いで通れる道ではないところがあるから、逆下りのルートで登ってきたのだろうと思われました。

登っていくおじさんの背中に敬意を払いながら、また私たちは下山を続けました。

これが写真で紹介のあった飛来石!

ガイドブックだったか黄山エリアの地図だったかで紹介されていたスポットに行き着きました。
ここも登りと違い比較的人が少なく、人混みのストレスなくゆっくりと見ることができました。
本当に飛んで来た石がそのまま残されているかのようでした。

こうして無事下山を果たし、3泊4日うち2泊は列車泊の登山旅が終了しました。
ものすごく疲れた記憶ばかりです。

ちなみに、以前上海留学時代の戦友として何度も旅のお話に登場する彼女は、この旅には参加していません。帰って来て「ものすごく疲れたー」と話すと、彼女は「やっぱり?」と。
中国の山は険しくほんとに疲れるからあんまり乗り気になれなかったそうな。

以上、黄山の登山旅でした。