蘇州東洋のベニスと言われる蘇州の太湖を訪れたのは、もう一昔以上前のことです。
上海に1年留学していた時で、最初は留学生活も3ヶ月が過ぎた頃友人たちと、2度目は帰国の少し前に母と姉が上海を訪ねて来てくれたので、2人を連れて蘇州を訪れました。

今回は、友人たちと始めて蘇州を訪れました時のお話です。

最初に向かった北寺塔

上海駅から蘇州駅までは新幹線で約30分。上海ツアーの日帰りスポットとして組み込まれる理由がよく分かります。
友人たちと総勢8名でおしゃべりしながら列車に乗ると、近くてあっという間に着いてしまいました。

駅から徒歩で町中へと向かいます。特にあてもなく進んでいたように思えるのですが、遠くからもしっかり見えるこの北寺塔へとみんなで向かいました。

報恩寺にあるこの塔は高さ76メートルの9階建て。
上海留学時代の戦友としてたびたびこのツアートークに登場する彼女は、黄山という過酷な登山旅に続き、この塔へ登ることも辞退しました。下で待ってると。

蘇州の街並みを見渡す

北寺塔のてっぺんからの景色は良かったのですが、友人が登ってこなかった理由もよくわかりました。
9階建て、それも階段だけでなく回廊を歩くオプション付きとなれば、エレベーターつけて欲しいと思ってしまいます。それくらい、上まで登りきった時には疲れてました。

まだまだ若かったとは言え、蘇州観光は始まったばかりだと言うのに、序盤からこれではペース配分が狂ってしまいそうなほどでした。

今考えても、その友人の一見マイペースとも取れる行動は、後々疲れて周りに迷惑をかけない賢い選択だったと思えます。
観光地めぐりの旅ではペース配分は非常に重要ですよね。

特大のお線香?でお参り

塔はお寺のなかにあるだけあって、参拝客もちらほら。
中国式の参拝方法が分からない私たちは外国人は、中国人の参拝客をじーっと観察。

台湾もそうだったけど、お線香がものすごく太くて長い!!
異文化に触れるよい機会でした。

世界遺産の園林・拙政園

蘇州には蘇州古典園林という庭園がいくつかあり、拙政園は中国4大名園の1つです。

もう1つが、これまた蘇州にある留園。
また拙政園は明の時代に作庭起源をもち、蘇州4大園林とも言われています。

夕食に蘇州料理を食す

最後にみんなでご飯を食べて帰ろうと、ガイドブック片手に手近な蘇州料理のレストランを探しました。
もうお店がどこだったのかも覚えてないのですが、1つ強烈な味に出会いました。

上海と同じ浙江地方らしく、特に食べづらいこともなく、名物の魚のあんかけや適当に8人分足りるだろうと言う料理を頼みました。
その中で強烈だったのが、ピータンです。中国に来て初めて食べました。

口に入れた瞬間の鼻に抜けるあの独特な腐ったような匂い。。。忘れられません。
そして多分2度めのチャレンジはしませんね。かなり年月が経った今でも覚えているくらい、それほど強烈なお味でした。

蘇州は上海から1時間と非常に近いので、ツアーでなくても自力で向かうのにそうハードルは高くありません。
上海を訪れる機会があればぜひ時間を作って行って見てください。大都会とはまた違った中国の姿が見られるでしょう。