さて南昌をあとにして、いざ中国広西チワン族自治区にある桂林へ!
今度は個室の寝台列車に乗りました。でも実際に部屋に入ると2段ベッドは4つ。他にも乗客が?と出発時間を待っていたら、西洋人のカップルが乗り込んできました。
すると2人は日本語が話せるではありませんか!現在進行中の旅を始める前は日本にしばらくいたのだとか。
いや〜、こんな広い中国の列車の、しかも同じ個室で日本語が話せる外国人に遭遇するなんて!こんな出逢いもあるんですね。
連絡先とか聞いておけばよかったとあとから思いました。。。時すでに遅し。
どこだろ?園
南昌から桂林まで約13時間の長旅。車窓の景色は様々な変化を見せてくれました。
沿岸部の上海から南西に向かって赤土の大地を線路が走り、列車内もだんだんむしむしと暑くなり気候が変化する様子が感じられました。
でもいまいちどこを走っているかわかりませんでした。ノープラン旅なので事前に線路がどこを走っているかも把握してなかったんです。
うーんほんとに行き当たりばったりで、乗り換えがあるかないか乗車券を購入する際に聞いたくらいでした。
やっぱり今じゃ考えられないほどの事前準備のなさ!
バナナの木?
おそらくバナナの木が植えてあると思われる畑が見えたり、だんだん南国の雰囲気へと変わっていきます。
車窓から
そして、写真で見たことのある桂林の岩山らしき風景が見え始めました!
こんな感じの岩山が川の両脇に並んでいる風景までもう少し、それを想像しながら期待に胸を膨らませました。
桂林川下り
翌朝早朝、長い半日をかけての列車旅を終えてやっと桂林に到着。
まずは駅前で地図を購入。それからその日の宿を探しました。
最初に見つけた安宿に違いないと思われる場所は、フロントのおじさんに断られてしまいました。おそらく外国人だとバレたので。
南昌であれほどの安宿に泊まれたのは中国人の知人と一緒だったからだと思われます。
そのあと見つけたホテルも格安だったのでいいんですけどね。まだまだ続く旅のため少しでも節約を心がけました。
そして現地発着の桂林川下りツアーに参加することにしました。
だんだん・・・
水墨画のような美しい山河の風景に感動!!
外国人約20名ほどを乗せた遊覧船でしばらく川下りを楽しみました。
しかし、2時間にもおよぶ船旅で、同じような景色ばかりが続くためだんだん飽きてきて、しまいには仮眠を取る始末!
桂林のツアー
遊覧船が発着する場所が限られているため、どうしても2時間はかかるのでしょう。
最後の方は飽きてしまいましたが、それでも見に行ってよかったです!
船を降りてからツアーバスで鍾乳洞を観光したりお寺を回ったり、ついでにお土産を買うこともできてホテルへと戻りました。
ツアー内容に満足したため、また特に桂林市内での町歩きの予定もなかったのでホテルへと一旦戻り、それから夕食をとって休みました。
1日で桂林を満喫できたので、次の目的地昆明へと向かう列車旅がまた始まります。
駅へ向かう短時間のローカルバスで、私の前に降りた友達に続き私も降りようとしたら目の前でドアがプシュ〜と閉まり発車!!
閉まったドアの向こう側であんぐり口を開けて驚く友達に気を取られて、一瞬何が起こったのかわからず惚けていましたが、降ります!!!と叫んでドアを開けてもらいました。
ちょっぴり焦りましたが、こんなのも旅の思い出の1つになりました。
次回は列車プラスローカルバスに乗車する旅についてつづります。