思い立ったら即旅の準備を始めました。
上海留学中、仲の良い友達と2人と1週間ほどの旅についてつづります。
大学に休みの申請を出して、南昌、桂林、昆明などの行き先以外、宿泊地もチケットも何もかもがノープランでした。
若かったら何も怖いものはないのかもしれませんね。
上海駅を出発
最初の目的地は江西省の南昌。
理由は友達の知人がおり、案内してくれると言うので向かうことにしました。
バックパックを背負ってまずは上海駅へ向かいました。
何時に出発する列車があるかも調べずに。
上海駅から約7時間ほど寝台列車に揺られて南昌市へ行くことになります。
列車の車内は荷物に人に溢れかえっていました。
そして床はピーナツやひまわりの種のカラのカスでいっぱい。
食べカスを床に落とすのが当たり前な当時でした。今もそうかもしれませんけど。
今考えてもよくそんな環境で1年も過ごしたなと思います。
留学期間を最後まで耐え抜けたのは、
今回の旅を共にしたこの友達の存在が大きかったのは間違いないと断言できますね。
そんな彼女とさらに絆を深めたのがこの旅でした。
夕飯はカップラーメンにひまわりの種にお菓子など、「郷に入っては郷に従え」。
ここは中国ですから。
中国では列車だけに限らず、様々なところでお湯が手に入ります。
お茶の葉をボトルに入れて持ち歩く習慣があり、さらに暑いお茶しか飲まない。
500mlのペットボトルが主流になってからは冷たいお茶も飲むのかもしれませんけど。
冷茶はあまり飲まないそうで。熱湯が簡単に手に入ります。
ってことでカップラーメン持参でした。
駅弁なんて売ってなかったし、食堂車なんてないんです!!
南昌駅に到着
夜が明けた頃に到着しました。5月の中旬頃でしたがさすがに少し寒かったです。
南昌市についてなんの知識も持たないまま来てしまいました。
駅前で地図屋さんから地図を購入。その後の旅も全て駅前で地図を買います。
地図だけを売っている人が必ず駅前にいるので。
朝食
地図を買ってから、知人が到着するまで十分にまだまだ時間があったので朝食を食べました。
焼きそば?朝からなぜそれを選んだのかよくわからないものの腹ごしらえはできました。
屋台のお菓子
朝食を食べてから繁華街をうろうろ。知人の到着まで街中を見てまわりました。
しばらくうろうろしていると、星型がたくさんくっついた焼き菓子の屋台を発見!
可愛らしかったので買って食べてみました。
お祭りで売っているベビーカステラのような味。
そしてよくあるカステラ同様、冷めたら残念なことに・・・
冷めたベビーカステラよりもカチカチでした!
最安ホテル
そうこうしているうちに中国人の知人が到着。
一緒にその日に泊まるホテルを探してくれました。
長旅になるのが予想されたので、宿泊費は抑えたいところ。
ホテルや宿泊所というより、トイレ風呂共同の一般家庭の一室のような部屋でした。
私はこの部屋よりも安い部屋は今後一生出会うことはないと確信しています。
当時のレートで一泊450円ほど!!
シングルベッドの幅くらいしかない部屋だけどテレビつき!
鍵は・・・内側から外側フックを引っ掛けるだけ!!!
ほんとによく無事に旅を終えて日本に帰ってきたなと今でも笑い話です!
寝込みを襲われはしないかとの不安も忘れてぐっすり眠り、
衝撃的な安さの部屋に一泊し無事に朝を迎えることができました。
翌日は星子という村へ向かいそこでの2日間をつづります。