2017年8月17日、バルセロナでテロが起こりました。
観光の目抜き通りであるランブラス通りを、犯人が運転するワゴン車が約500メートルも暴走し、次々とバルセロナ市民や観光客をはねた事件です。
29日までの報道で、亡くなった方は16人にのぼり、100人以上が怪我をされました。
まずは亡くなった方々のご冥福と、怪我をされた方々の1日でも早い回復をお祈り申し上げます。
今回のテロ事件で思う事
最近多発している事件でも、これは特にショッキングでした。
バルセロナへは今まで何度か渡航したことのあり、子供を連れて行った思い出のバルセロナだった事、そしてこれから子供を連れてまた訪れたいと思っていたところだった事から余計にです。
事件のあったランブラス通りへも毎回訪れていて、事件映像からすぐにどのエリアで発生したのかわかりました。ヨーロッパでテロ事件が起こるたびに、次回のスペイン旅行の際は大丈夫だろうかと、この一点が特に不安にさせられます。
これまで何度もスペイン関連の記事をつづってきました。そして常々、次はいつ行こうかと妄想旅行をしてきました。が、ここへきて初めてスペイン旅行を躊躇しました。
とある情報サイトより「本来はサグラダファミリアを狙ったテロ事件だったのでは」という見方もあることから、人気の観光地や町が真っ先に標的になるのだと改めて実感しました。
しかし、これらを受けて不安に苛まれること、旅行を躊躇することなどが。テロに屈するということなのかどうかわからりませんが、楽しいはずの旅行を台無しにする行為に怒りを感じます。
巻き込まれたら命を落とす危険があるテロ。それでも旅行には行きたい、まだまだ世界中に見て見たいところがあって諦めたくないと思うのはおかしいでしょうか。
事件は少しずつ風化し、人々の記憶が薄れてきた頃にまた起こったりするのでしょう。
だいぶ前にはなりますが、2004年にはマドリッドでも列車爆破テロが起こりました。何度となく繰り返される暴挙に旅行者はどう立ち向かえばいいのでしょうか。
改めて考えさせられる機会となりました。
海外旅行を計画する時考える事
どこへ旅するかが決まったら、次は航空券やホテルの手配へと移ります。ホテルを選ぶ時、安全上を考えて選んだ事はありますか?
ツアーでも個人でも、たいてい立地条件から移動がしやすいかどうかなどが優先されることが多いのではないでしょうか。
今回の事件を受けて、こんな町中の、それも観光地のど真ん中だった事を考えれば、少し中心から離れた方が安全だと思えてきます。少しでも旅行者や人口が集中していないようなね。
レストランを選ぶ時はどうでしょう?パリの町中で起こったレストラン襲撃テロにから学ぶなら、レストランの立地云々よりも、テラス席は選ばず奥のテーブル席を選ぶかな。
観光地にあるレストランや飲食店なら、狙われる条件はどこでもそう変わらないような気がします。無差別に狙われるのであれば尚更です。
店内のお手洗いの場所と出入り口の数と場所、店全体を占めるスペースの把握などから少しでも生存の可能性を広げたいと考えます。
テロの第一報を得たら何をするべきか
ツアー参加で添乗員さんが同行していれば、すぐにホテル待機が通告されるでしょう。
個人の場合は、どのタイミングで事件を知るかがキーになってきますね。
外出中であればレストランやカフェのテレビ、町中の警察車両の動きなど、現地の言葉が理解できればそれだけ早く情報がはいるのでしょうけど、でもそうもいきません。
恐らくはホテルに戻ってから、スタッフが教えてくれるかもしれない。同じホテルに泊まる他の日本人旅行者から話が聞けるかもしれない。または部屋のテレビニュースや翌朝の新聞記事で。
事件後の情報収集も大事ですが、最初の第一報のキャッチがより重要に思えます。
同時や多発テロの場合、何も知らずに自ら現場に向かって近づいていくリスクがあるからです。
そして今回のテロ発生時、バルセロナのエル・プラット空港はストの真っ最中でした。
一刻も早くヨーロッパから飛び立ち帰国してしまいたい心境なのに、これではフライトできない。考え出したらきりがないのは確かですが、事前にできる準備というの何も旅支度だけではないはず。
皆さんは海外旅行に行く時、その国や町にある領事館や大使館の場所や電話番号を把握してますか?
ここを押さえるだけでも、事が起こってしまった時にはいち早く情報収集ができる事でしょう。または現地にある日本の旅行会社や代理店などな問い合わせることもできます。
今は海外にいようともスマホですぐに何でもしらべられますが、どんな時でも「備えあれば憂いなし!」です。
楽しい旅行関連の記事のはずなのに、脱線したような内容で申し訳ないです。これから旅行に行かれる皆さん、後悔のないよう存分に準備や下調べをなさいませ!
どこでどんな事に巻き込まれるかなど誰にも分かりませんが、例えば自分の余命がどれぐらいあるかなんて分かったら、死ぬまでに行きたいところに迷わず行きますよね。
私が言いたいのはそんなところです。